アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎に対するルキソリチニブ(RUX)クリームの安全性と有効性を示した二重盲検第III相試験2件(NCT03745638およびNCT03745651)のデータを用いて、RUXクリーム頓用の長期安全性と効果を評価。参加者をRUXクリーム0.75%、1.5%、基剤に割り付け…
中等症~重症のアトピー性皮膚炎(AD)の成人患者に対し、開発中のヒト型抗OX40モノクローナル抗体rocatinlimabは、プラセボと比較して症状スコアの有意な改善を示し、投与終了後もほとんどの患者で改善が維持された。忍容性は良好であった。米国・マウント…
デュピルマブ治療を受けるアトピー性皮膚炎(AD)成人患者の治療反応および有害事象は、血中デュピルマブ値と関連しているのか。オランダ・ユトレヒト大学のLotte S. Spekhorst氏らは、前向きBioDayレジストリのデータを利用した臨床前向き観察コホート試験…
これまで、アトピー性皮膚炎(AD)の発症にはフィグリン(FLG)遺伝子変異などの遺伝的要因が関与することが報告されているが、遺伝的要因と発症年齢との関係についてはほとんど研究されていない。理化学研究所生命医科学研究センターファーマコゲノミクス研…
BBJ登録のアトピー性皮膚炎患者1,344人を対象に、発症年齢との遺伝的関連を解析 理化学研究所は11月21日、2021年に発表したアトピー性皮膚炎を対象にした最大規模のゲノムワイド関連解析(GWAS)の結果を用いて、日本人のアトピー性皮膚炎の発症年齢の遺伝基…
生後1年間、保湿剤を毎日塗布しても、アトピー性皮膚炎への予防効果は認められなかったことが、英国・ノッティンガム大学のLucy E. Bradshaw氏らが行った無作為化試験「Barrier Enhancement for Eczema Prevention(BEEP)試験」の結果、示された。食物アレ…
上記、影響しないという旨の論文がでました。 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a]||function(){arguments.currentScript=c.currentScript ||c.scripts[c.scripts.length-2];(b[a].q=b[a].q||[]).push(…
6歳未満のアトピー性皮膚炎患児の治療において、インターロイキン(IL)-4とIL-13を標的とする完全ヒト型モノクローナル抗体デュピルマブはプラセボと比較して、皮膚症状や徴候を有意に改善し、安全性プロファイルも許容範囲であることが、米国・ノースウェ…
アトピー性皮膚炎(AD)患者、とくにJAK阻害薬による治療を受ける患者は、静脈血栓塞栓症(VTE)のリスクが高くなるなのか。これまで明らかになっていなかったこの懸念について、台湾・台北栄民総医院のTai-Li Chen氏らがシステマティック・レビューとメタ解…
デュピルマブ標準療法(2週に1回300mg投与)で症状が安定しているアトピー性皮膚炎患者90例を対象に、投与間隔の延長により投与量を減量する患者中心の投与レジメンが症状重症度に及ぼす影響を観察コホート研究で評価。標準療法継続群(A群)、投与間隔を4週…
中等症~重症のアトピー性皮膚炎(AD)に対するtralokinumab(トラロキヌマブ、本邦承認申請中)の長期治療について、最長2年治療の忍容性は良好であり、ADの徴候と症状のコントロール維持が確認された。tralokinumabは、AD関連の皮膚の炎症やかゆみに関与す…
マルホは8月8日、既存治療で効果不十分なアトピー性皮膚炎に伴うそう痒の治療薬・ミチーガ皮下注用60mgシリンジ(一般名:ネモリズマブ(遺伝子組換え))を発売した。成人及び13歳以上の小児に対して、ネモリズマブとして1回60mgを4週間間隔で皮下投与…
食事からのナトリウム摂取量が多いとアトピー性皮膚炎リスクが高まる可能性が、米国研究皮膚科学会年次総会(SID 2022、5月18~21日、米ポートランド)で報告された。 米カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)のMorgan Ye氏らは、1999~2000年、2001…
中等症~重症のアトピー性皮膚炎(AD)患者において、外用療法へのアブロシチニブ1日1回200mg併用はデュピルマブ併用と比較し、かゆみおよび皮膚症状の早期改善に優れており、忍容性は同様に良好であったことが、ドイツ・ハンブルク・エッペンドルフ大学医療…
DOCK8エキソン上の遺伝子多型に注目、アトピー性皮膚炎患者の臨床検体を用いて検証 九州大学は7月16日、遺伝子DOCK8に注目することでアトピー性皮膚炎の発症および重症化に関わる機能的な遺伝子多型が存在することを発見したと発表した。この研究は、同大生…
サノフィは2022年6月14日付のプレスリリースで、同社のデュピクセント(一般名:デュピルマブ)について、生後6ヵ月から18歳未満の日本人アトピー性皮膚炎患者を対象とした第III相試験の結果を発表した。本試験における主要評価項目EASI-75の達成割合は、プ…
日本皮膚科学会はこのほど、成人および13歳以上の小児のアトピー性皮膚炎に伴うそう痒治療用の「ネモリズマブ」(販売名:ミチーガ皮下注用60mgシリンジ)について、厚生労働省から情報提供があったとして、同薬の最適使用推進ガイドライン(GL)および通知…
Sanofi社は6月7日、同社のIL-4/IL-13受容体阻害薬デュピクセント(商品名デュピルマブ)について、外用処方薬で効果不十分または処方が推奨されない生後6カ月から5歳の中等症ないし重症のアトピー性皮膚炎(AD)への適応拡大を承認したと発表した。 今回の承…
マルホはこのほど、米バイオ医薬品企業でナスダック上場のインサイト・コーポレーションから選択的JAK2阻害剤の新規外用剤「ルキソリチニブクリーム」を導入する契約を結んだと発表した。これによりマルホは、日本で白斑、アトピー性皮膚炎など自己免疫…
中等症~重症のアトピー性皮膚炎患者(青少年および成人)に対するJAK阻害薬ウパダシチニブの有効性と安全性について、2つのプラセボ対照試験結果の長期52週時のフォローアップデータ解析の結果を、米国・オレゴン健康科学大学のEric L. Simpson氏らが発表し…
レオファーマは2022年1月28日、中等症から重症の成人アトピー性皮膚炎を対象疾患に抗IL-13抗体トラロキヌマブを日本で承認申請したと発表した。 同剤は、アトピー性皮膚炎の徴候・症状の根底にある免疫プロセスに重要な役割を果たすIL-13サイトカインを特異…
中外製薬創製の新規抗体医薬品「ミチーガ」について、導出先のマルホが製造販売承認を取得 アトピー性皮膚炎に伴うそう痒に対し、IL-31をターゲットとする初の抗体医薬品 アトピー性皮膚炎の辛い症状であるかゆみの改善により、患者さんのQOLの向上が期待さ…
オンライン医療相談などの介入は発症抑制に影響するか 国立成育医療研究センターは3月16日、小児科に特化したオンライン医療相談「小児科オンライン」を用いて、生後4か月時点の子どものアトピー性皮膚炎の有症率にどのような影響を与えるのかを調べ、オンラ…
厚生労働省の薬食審医薬品第二部会は3月3日、アトピー性皮膚炎に伴うそう痒治療薬・ミチーガ皮下注用(一般名:ネモリズマブ、マルホ)や、遺伝性血管性浮腫(HAE)の急性発作抑制薬・タクザイロ皮下注(ラナデルマブ、武田薬品)など4製品の承認を了承し…
日本人のアトピー性皮膚炎(AD)の治療として、経口ヤヌスキナーゼ(JAK)阻害薬ウパダシチニブ+ステロイド外用薬(TCS)併用の安全性を検討した、京都府立医科大学の加藤 則人氏らによる第III相無作為化二重盲検試験「Rising Up試験」の24週の中間解析結果…
レオファーマは1月28日、中等症から重症の成人アトピー性皮膚炎を対象疾患に抗IL-13抗体トラロキヌマブを日本で承認申請したと発表した。 同剤は、アトピー性皮膚炎の徴候・症状の根底にある免疫プロセスに重要な役割を果たすIL-13サイトカインを特異的に中…
思春期および成人のアトピー性皮膚炎(AD)患者367例を対象に、AD重症度に関連を示す因子を横断研究で検討。湿疹面積・重症度指数(EASI)により患者を重症度別に分類し、機械学習の勾配ブースティングアプローチを用いて130個の因子とAD重症度の関連を解析…
2021年11月25日、アトピー性皮膚炎に対する2つの経口JAK阻害薬も薬価収載された。ファイザーの「サイバインコ錠」(アブロシチニブ)とアッヴィの「リンヴォック錠」(ウパダシチニブ水和物)で、リンヴォックはアトピー性皮膚炎専用の30mg製剤が追加される…
経口シクロスポリンA(CSA)の効果不十分または経口CSA禁忌の重症アトピー性皮膚炎(AD)成人患者277例を対象に、トラロキヌマブ+外用コルチコステロイド薬(TCS)の有効性と安全性を26週間の多施設共同並行無作為化二重盲検プラセボ対照第III相試験で評価…
中等症ないし重症のアトピー性皮膚炎の成人患者を対象とした無作為化プラセボ対照試験5件のデータを用いて、インターロイキン-13サイトカインに特異的に結合するヒト化免疫グロブリンG4モノクローナル抗体tralokinumabの結膜炎発生リスクを解析。最長16週間…