アレルギー
国立成育医療研究センターの大矢 幸弘氏らの研究グループは、2023年4月10日のプレスリリースで、食物アレルギーの発症リスクが高い、乳児期早期発症のアトピー性皮膚炎の乳児に対する早期の積極的治療が食物アレルギーの発症を予防することを世界で初めて実…
ピーナツアレルギーが確認された1-3歳児362例を対象に、ピーナツパッチを用いた経皮免疫療法の有効性と安全性を、第III相多施設共同二重盲検プラセボ対照試験で検討。ピーナツタンパク質の誘発量が300mg以下の被験者を、経皮免疫療法(介入群)とプラセボパ…
米・University of Colorado School of MedicineのMatthew Greenhawt氏らは、ピーナツアレルギーを有する1~3歳児を対象に、ピーナツ蛋白質250μg含有(ピーナツ1粒の約1,000分の1に相当)のパッチ剤を貼付する経皮免疫療法の有効性と安全性を第Ⅲ相多施設二重…
生後3ヵ月からの補完的なアレルゲン性食物の導入により、36ヵ月後の食物アレルギーの発生が抑制されることが、ノルウェー・オスロ大学病院のHavard Ove Skjerven氏らが一般集団を対象に実施した「PreventADALL試験」で示された。研究の成果は、Lancet誌2022…
ベイクドミルク(baked milk)アレルギーの小児(3-18歳)を対象に、ベイクドミルクを用いた経口免疫療法(BMOIT)の安全性と有効性を無作為化二重盲検プラセボ対照第II相試験で検討した。 その結果、12カ月間の治療後に実施した二重盲検プラセボ対照食物負…
はじめに アレルギー性鼻炎の治療法としては、抗原の除去・回避とともに、薬物療法、アレルゲン免疫療法、手術療法があります。このうち、臨床的な治癒が期待できる治療法はアレルゲン免疫療法です。アレルゲン免疫療法の投与ルートには、皮下注射法や舌下法…
欧州7カ国で4-17歳のピーナツアレルギー患者175例を対象に、生物学的経口免疫療法薬AR101の有効性を二重盲検無作為化プラセボ対照第III相試験で検討(ARTEMIS試験)。AR101は6カ月間で2週ごとに300mgまで増量し、3カ月間維持投与した。 その結果、9カ月間の…