デュピルマブ(デュピクセント®)
抗インターロイキン(IL)-4/13受容体抗体デュピルマブは、アトピー性皮膚炎の根本治療薬として期待される一方、投与後に顔面の紅斑が残存する難治症例も報告されている。理化学研究所情報統合本部先端データサイエンスプロジェクトの芦崎晃一氏らは、人工…
抗インターロイキン(IL)-4/13受容体抗体デュピルマブは、アトピー性皮膚炎の根本治療薬として期待される一方、投与後に顔面の紅斑が残存する難治症例も報告されている。理化学研究所情報統合本部先端データサイエンスプロジェクトの芦崎晃一氏らは、人工…
中国・Peking University First HospitalのLiuqi Zhao氏らは、水疱性類天疱瘡(BP)患者に対するヒト型抗ヒトインターロイキン(IL)-4/13受容体モノクローナル抗体デュピルマブの有効性と安全性を検討する後ろ向き研究を実施。デュピルマブ治療により臨床…
背景 デュピルマブは水疱性類天疱瘡(BP)に対する理論的には新しい治療法である。しかし、その有効性と安全性は大規模試験で確認されていない。水疱性類天疱瘡患者におけるデュピルマブの有効性と安全性を評価し、短期および長期の転帰に影響を及ぼす可能性…
重症および/または治療困難なアトピー性皮膚炎(AD)患者において、アブロシチニブはプラセボやデュピルマブよりも、迅速かつ大幅な皮疹消失とQOL改善をもたらした。米国・オレゴン健康科学大学のEric L. Simpson氏らが、第III相無作為化試験「JADE COMPARE…
サノフィは3月31日、ヒト型抗ヒトIL-4/13受容体モノクローナル抗体・デュピクセントについて、特発性の慢性蕁麻疹(CSU)の効能追加を一変申請したと発表した。CSUの治療には抗ヒスタミン薬が用いられるが、症状のコントロールが得られない患者は多く、他の…
紅皮症性アトピー性皮膚炎(AD)は、広範な皮膚病変によって定義され、合併症を引き起こし、場合によっては入院に至る重症ADである。米国・ノースウェスタン大学のAmy S. Paller氏らは、デュピルマブの有効性と安全性を検討した6つの無作為化比較試験の事後…
本論文に着目した理由 鼻科領域の慢性炎症性疾患の代表として、アレルギー性鼻炎と慢性副鼻腔炎が挙げられる。アレルギー性鼻炎はIgE抗体産生に基づくI型アレルギー疾患であり、抗IgE抗体薬であるオマリズマブが、既存治療でもコントロールができない季節性…
デュピルマブ治療を受けるアトピー性皮膚炎(AD)成人患者の治療反応および有害事象は、血中デュピルマブ値と関連しているのか。オランダ・ユトレヒト大学のLotte S. Spekhorst氏らは、前向きBioDayレジストリのデータを利用した臨床前向き観察コホート試験…
6歳未満のアトピー性皮膚炎患児の治療において、インターロイキン(IL)-4とIL-13を標的とする完全ヒト型モノクローナル抗体デュピルマブはプラセボと比較して、皮膚症状や徴候を有意に改善し、安全性プロファイルも許容範囲であることが、米国・ノースウェ…
米国食品医薬品局(FDA)は9月29日、成人の結節性痒疹(PN)の治療薬として、デュピルマブ(商品名デュピクセント)を承認した。デュピクセントはこの疾患に対する初のFDA承認薬となる。本剤は、アトピー性皮膚炎、喘息など多数の適応症でFDAの承認を受けて…
デュピルマブ標準療法(2週に1回300mg投与)で症状が安定しているアトピー性皮膚炎患者90例を対象に、投与間隔の延長により投与量を減量する患者中心の投与レジメンが症状重症度に及ぼす影響を観察コホート研究で評価。標準療法継続群(A群)、投与間隔を4週…
中等症~重症のアトピー性皮膚炎(AD)患者において、外用療法へのアブロシチニブ1日1回200mg併用はデュピルマブ併用と比較し、かゆみおよび皮膚症状の早期改善に優れており、忍容性は同様に良好であったことが、ドイツ・ハンブルク・エッペンドルフ大学医療…
サノフィは6月30日、ヒト型抗ヒトIL-4/13受容体モノクローナル抗体・デュピクセント(一般名:デュピルマブ(遺伝子組換え))について、結節性痒疹の適応追加を申請したと発表した。結節性痒疹の治療は現在、高力価のステロイド外用薬を処方されることもあ…
サノフィは2022年6月14日付のプレスリリースで、同社のデュピクセント(一般名:デュピルマブ)について、生後6ヵ月から18歳未満の日本人アトピー性皮膚炎患者を対象とした第III相試験の結果を発表した。本試験における主要評価項目EASI-75の達成割合は、プ…
Sanofi社は6月7日、同社のIL-4/IL-13受容体阻害薬デュピクセント(商品名デュピルマブ)について、外用処方薬で効果不十分または処方が推奨されない生後6カ月から5歳の中等症ないし重症のアトピー性皮膚炎(AD)への適応拡大を承認したと発表した。 今回の承…
中等症ないし重症のアトピー性皮膚炎(AD)患者18例と健常者17例から採取した皮膚テープストリップ検体のトランスクリプトミクス解析で、デュピルマブによる治療前後の遺伝子発現の変化および治療反応バイオマーカーを検証した。 その結果、健常群の検体に比…
円形脱毛症患者60例(アトピー性皮膚炎併発の有無を問わず)を対象に、デュピルマブの有効性を第IIa相無作為化臨床試験で検討。主要評価項目は、脱毛症の重症度ツール(SALT)スコアの治療前から24週時までの変化量とした。 その結果、SALTスコアの最小二乗…
デュピルマブとの直接比較試験で、皮疹と痒みを有意に改善 米・Oregon Medical Research CenterのAndrew Blauvelt氏らは、全身療法の対象となる中等症・重症の成人アトピー性皮膚炎患者692例を対象に、経口JAK阻害薬ウパダシチニブとヒトモノクローナル抗体…
第3相試験で肯定的なデータが得られた5つ目の炎症性疾患に 仏サノフィ社は7月29日、中等症から重症の慢性特発性じんましん(CSU)を対象としたデュピクセント(R)(一般名:デュピルマブ)のピボタル第3相試験の24週の評価で、主要評価項目と全ての主要な副次…
オランダ重症喘息レジストリRAPSODIに参加する15施設で生物学的製剤(オマリズマブ、メポリズマブ、レスリズマブ、ベンラリズマブ、デュピルマブ)を投与している重症喘息患者634例を対象に、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の発症率と疾患経過を前向…
多施設大規模コホートのDutch BioDayレジストリに登録された治療抵抗性アトピー性皮膚炎(AD)成人患者210例を対象に、デュピルマブ(デュピクセント®)の長期有効性および安全性を検討した。 その結果、湿疹面積重症度指数(EASI)の平均変化率は16週時-70…
サノフィは9月18日、アトピー性皮膚炎などに用いるヒト型抗ヒトIL-4/13受容体モノクローナル抗体・デュピクセント(一般名:デュピルマブ(遺伝子組換え))について、在宅自己注射時の利便性の向上が期待できる「デュピクセント皮下注300mgペン」の承認を…
アトピー性皮膚炎、気管支喘息、鼻茸を伴う好酸球性副鼻腔炎へ適応を持つデュピクセントの治験状況です。 デュピルマブは現在、・結節性痒疹・慢性特発性蕁麻疹・水疱性類天疱瘡・好酸球性食道炎・COPDに対しいずれも第3相治験中です。 https://www.sanofi.…
中等症ないし重症アトピー性皮膚炎(AD)の成人患者347例を対象に、長期デュピルマブ治療の安全性と有効性を継続長期投与非盲検試験(LIBERTY AD OLE試験)で検討。LIBERTY AD OLE試験は、以前デュピルマブ試験に登録した成人を追跡し評価する進行中の試験で…