デルマニアのブログ

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とある皮膚科医のブログです。

帯状疱疹

帯状疱疹は心血管疾患リスクの上昇と関連 帯状疱疹の既往のない人と比較して脳卒中や冠動脈性心疾患の長期リスク高

帯状疱疹は心血管イベントの長期リスクの上昇と関連しているとの研究結果が「Journal of the American Heart Association(JAHA)」12月6日号に掲載された。 米ブリガム・アンド・ウイメンズ病院のSharon G. Curhan氏らは、Nurses' Health Study(NHS)に登…

帯状疱疹の既往で長期的な脳卒中・冠動脈疾患リスクが増大

帯状疱疹と脳卒中および冠動脈疾患の関連を検討したところ、帯状疱疹の既往が脳卒中および冠動脈疾患の長期的なリスクを高め、そのリスクは帯状疱疹発症から12年以上継続する可能性があることを、米国・Brigham and Women's HospitalのSharon G. Curhan氏ら…

コロナワクチンで帯状疱疹リスクは上がるのか~大規模調査

新型コロナワクチン接種後に帯状疱疹が発症した症例が報告されているが、ワクチンによって帯状疱疹リスクが増加するのかどうかは不明である。今回、新型コロナワクチン接種が帯状疱疹リスク増加と関連するかどうかについて、米国・カリフォルニア大学サンフ…

COVID-19と帯状疱疹の関係

帯状疱疹は、加齢に伴う免疫機能の低下などにより、水痘帯状疱疹ウイルス(VZV)が再活性化することで発症する疾患です1)。なお、50歳以上のVZV抗体保有率は100%であったとの報告もあり2)、50歳以上の人は帯状疱疹の発症リスクがあるといわれています。こう…

帯状疱疹予防ワクチン・シングリックス 発症リスク高い18歳以上への拡大を一変申請 GSK

グラクソ・スミスクラインは6月28日、帯状疱疹予防ワクチン・シングリックス筋注用について、接種対象者を帯状疱疹の発症リスクが高い18 歳以上に拡大するための一変申請を行ったと発表した。現在は50歳以上の成人を対象としている。 今回の接種対象者拡大…

50歳以上の新型コロナ罹患者、診断後半年間は帯状疱疹発症リスクが高い可能性 GSK、結果は米国感染症学会の「Open Forum Infectious Diseases」に掲載

COVID-19罹患は年配者の帯状疱疹発症リスクと関連するか 英グラクソ・スミスクラインは4月6日、米国人約200万人から収集したデータの解析結果から、50歳以上の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)罹患者は、診断後6か月以内に帯状疱疹を発症するリスクが高…

高齢者への帯状疱疹ワクチン2製剤の有効性 生ワクチンZVLと乾燥組み換えワクチンRZVのメタ解析

50歳以上の成人に対する帯状疱疹ワクチンの有効性について、ニュージーランド・Victoria University of WellingtonのJames F.Mbinta氏らは、実臨床で生ワクチン(商品名Zostavax、以下、ZVL)または乾燥組み換えワクチンのシングリックス(以下、RZV)と各ワ…

弱毒化帯状疱疹生ワクチンはTNF阻害薬使用中の患者にも安全  水痘または帯状疱疹の累積発生率は0%

腫瘍壊死因子(TNF)阻害薬を使用中の患者において、弱毒化帯状疱疹生ワクチン(ZVL)の使用は安全で、短期的に十分な有効性があることが、「Annals of Internal Medicine」に9月28日報告された。 米アラバマ大学のJeffrey R. Curtis氏らは、TNF阻害薬を使用…

帯状疱疹ワクチンでギラン・バレー症候群リスクが上昇

65歳以上のメディケア受給者で遺伝子組み換え帯状疱疹ワクチン(RZV)を接種者84万9397例と帯状疱疹生ワクチン(ZVL)接種者181万7099例を対象に、ワクチン接種後のギラン・バレー症候群(GBS)発症リスクを症例集積コホート研究で比較。さらに、メディケア…

帯状疱疹生ワクチン、TNF阻害薬使用中でも安全で有効

米33施設で、腫瘍壊死因子阻害薬(TNFi)で治療中の成人に用いる弱毒化帯状疱疹生ワクチン(ZVL)の安全性と有効性を無作為化比較試験で検討。試験開始前とワクチン接種後6週間時の血清および末梢血単核細胞から、糖タンパク質酵素結合免疫吸着測定法(gpELI…