デルマニアのブログ

デルマニアのブログ

とある皮膚科医のブログです。

皮膚がん

重症日光角化症、2割が浸潤性cSCC発症

頭部の25-100cm2の領域に5個以上の病変がある多発性日光角化症(AK)患者624例を対象に治療4種(フルオロウラシル5%、イミキモドクリーム5%、アミノレブリン酸メチルを用いた光線力学療法、ingenol mebutateゲル0.015%)の効果を比較した無作為化試験の2…

外陰部高度扁平上皮内病変でイミキモド外用は手術との比較で非劣性/Lancet

外陰部の高度扁平上皮内病変(vHSIL)の治療において、外用免疫調節薬イミキモドによる局所療法は、有効性に関して外科手術に対し非劣性で、安全性も良好であり、本症の1次治療となる可能性があることが、オーストリア・グラーツ医科大学のGerda Trutnovsky…

FDA、悪性黒色腫に初の抗LAG-3抗体relatlimabとニボルマブの併用を承認/BMS

ブリストルマイヤーズスクイブは、2022年3月18日、米国食品医薬品局(FDA)が、切除不能または転移のある悪性黒色腫に対する、ニボルマブと抗LAG抗体relatlimab-rmbwの固定用量の合剤(海外製品名:Opdualag)の単回投与を承認したと発表。 この承認はOpdual…

メルケル細胞がん、4割が5年以内に再発

メルケル細胞がん(MCC)患者618例を対象に、病期および診断後の経過時間による再発および死亡のリスクを前向きコホート試験で推定した。 その結果、5年再発率は40%だった。1年目の再発リスクが高く(病理学的病期I期11%、IIA/IIB期33%、IIIA期30%、IIIB…

進行黒色腫、ニボルマブ+イピリムマブの長期OS良好

未治療の切除不能なIII期またはIV期悪性黒色腫患者945例を対象に、ニボルマブ+イピリムマブ併用療法またはニボルマブ単剤療法とイピリムマブ単剤療法の有効性および安全性を比較した第III相試験(CheckMate 067試験)の長期転帰を報告。最短追跡期間は6.5年…

cSCCの転移発生率約2%、転移後5年生存率約80%

オランダで2007-08年に組織病理的に確認された初発皮膚扁平上皮がん(cSCC)患者1万1137例を対象に、転移性cSCCの累積発生率と疾患特異的生存率を全国がん登録研究で検討。転移の危険因子も調査した。 その結果、1.9%に転移が発生し、転移までの期間は中央…

基底細胞がんの局所治療薬、臨床試験で有望な結果 奏効率は表在型BCCで100%、浸潤型BCCでも66.7%

皮膚がんの中で最も高頻度に生じる基底細胞がん(BCC)の治療薬として、開発中のゲル製剤であるレメチノスタット(remetinostat)の有望性を示した臨床試験の結果が報告された。将来、レメチノスタットによる治療が、現在の主な治療法である手術の代わりとな…

抗PD-1抗体による甲状腺副作用の発症メカニズムをマウスで明らかに 名大、研究成果は、「Science Translational Medicine」に掲載

免疫チェックポイント阻害薬治療によるirAEsの発症機序は不明だった 名古屋大学は5月13日、免疫チェックポイント阻害薬である抗PD-1抗体による甲状腺副作用の発症メカニズムをマウスで明らかにしたと発表した。この研究は、同大医学部附属病院糖尿病・内分泌…

サイアザイド系利尿薬で皮膚がんリスク上昇

降圧薬(サイアザイド系利尿薬、アンジオテンシン変換酵素阻害薬、アンジオテンシンII受容体拮抗薬、カルシウム拮抗薬、β遮断薬)を初めて処方された66歳以上の成人30万2634例と年齢・性別でマッチさせた降圧薬処方のない成人60万5268例を対象に、降圧薬の使…

ペムブロリズマブ、TMB-High固形がんに国内承認申請/MSD

MSDは、2021年3月11日、抗PD-1抗体ペムブロリズマブ (商品名:キイトルーダ)について、がん化学療法後に増悪した進行・再発の腫瘍遺伝子変異量高スコア(TMB-High)を有する固形がんに対する製造販売承認事項一部変更承認申請を行った。がん種横断的に共通…

日光角化症にtirbanibulin軟膏が短期的効果示す

顔面または頭皮の日光角化症の成人を対象に、チューブリン重合とSrcキナーゼシグナル伝達を阻害するtirbanibulinの効果を同一デザインの二重盲検試験2件で検討。患者をtirbanibulin群と基剤(プラセボ)群に割り付けた。軟膏は、4-8個の病変があるひと続きの…

米FDAが局所進行・転移性基底細胞がんにcemiplimab-rwlc承認 基底細胞がんに初の免疫チェックポイント阻害薬

米国食品医薬品局(FDA)は2月9日、局所進行および転移性の基底細胞がん(BBC)に対して、抗PD-1抗体cemiplimab-rwlc(商品名Libtayo、Regeneron Pharmaceuticals社)を承認した。ヘッジホッグシグナル阻害薬(HHI)による治療歴があるか同薬の適応がない局…