デルマニアのブログ

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とある皮膚科医のブログです。

遺伝性血管性浮腫

遺伝性血管性浮腫、長期予防薬でQOL改善へ 急性期の重症化予防から長期の発作抑制に転換

遺伝性血管性浮腫(HAE)は頭部(まぶた、眼の周囲、唇など)、手足、腹部などに突発的な浮腫の発作(血管性浮腫)が繰り返し起きる、5万人に1人の頻度で生じるまれな疾患である。発作は1~2日をピークとして1週間ほどで消失するが、喉頭や気管の発作で…

遺伝性血管性浮腫のまとめ

少しまとめておきます。 遺伝性血管浮腫 常染色体優性遺伝 日本人の患者数…約2,500人 1型(85%): C1-INH低下 C1-INH機能低下 2型(15%): C1-INH正常 C1-INH機能低下 (C1-INH蛋白定量検査で1型と鑑別) 3型(まれ): C1-INH正常 C1-INH機能正常 その他遺伝子異常あ…

アトピー性皮膚炎に伴うそう痒治療薬ミチーガなど4製品の承認了承 薬食審・第二部会

厚生労働省の薬食審医薬品第二部会は3月3日、アトピー性皮膚炎に伴うそう痒治療薬・ミチーガ皮下注用(一般名:ネモリズマブ、マルホ)や、遺伝性血管性浮腫(HAE)の急性発作抑制薬・タクザイロ皮下注(ラナデルマブ、武田薬品)など4製品の承認を了承し…

遺伝性血管浮腫治療薬「ラナデルマブ」を国内申請

武田薬品、日本で診断された患者は約450人だが、実際はその5倍程度にのぼると推計 武田薬品工業は12日、日本で遺伝性血管浮腫(HAE)の治療薬「ラナデルマブ」(一般名、海外製品名「タクザイロ」)の製造販売承認申請を行ったと発表した。同社の国際戦…