デルマニアのブログ

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とある皮膚科医のブログです。

COVID-19

抗TNFα製剤でコロナワクチンの効果減弱

抗腫瘍壊死因子(TNFα)抗体製剤インフリキシマブを使用中の炎症性腸疾患(IBD)患者では、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)ワクチンの初回接種後の抗体反応が減弱していたとする大規模研究の結果が明らかになった。英・Royal Devon and Exeter NHS Foundat…

アトピー検査キットをコロナ重症化判定に適応追加/塩野義

塩野義製薬は6月7日、アトピー性皮膚炎の重症度を診断する検査キット「HISCL TARC試薬」について、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)陽性患者の重症化予測の補助を使用目的とする適応追加の承認を同日付で取得したと発表した。COVID-19の発症初期から重症化…

コロナワクチン後の抗体価、上がりやすい因子と上がりにくい因子/千葉大

千葉大学病院は6月3日、ファイザー社の新型コロナワクチンを2回接種した同病院の職員1,774人の抗体価を調べたところ、ほぼ全員で抗体価の上昇が見られ、同ワクチンの有効性が確認されたと発表した。千葉大によると、ワクチンへの抗体反応を調べる研究として…

がん患者はワクチン接種後の抗体価が低い

固形がん患者における新型コロナワクチン接種後の抗体価/Annals of Oncology 固形がんで治療中の場合、健常人と比べてコロナワクチンで得られる抗体濃度が低めである可能性が報告されました。 https://www.annalsofoncology.org/article/S0923-7534(21)0118…

新型コロナウイルス陽性者の多くに発疹  英研究

発疹は鼻咽頭スワブ検査による新型コロナウイルス陽性判定と関連し、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)でよく見られる症状であるとする研究報告が、「British Journal of Dermatology」に1月14日掲載された。 英キングス・カレッジ・ロンドン(KCL)のAl…

新型コロナ既感染者、1年後の抗体保有状況は?/横浜市立大

横浜市立大学の山中 竹春氏(学術院医学群 臨床統計学)率いる研究グループは、「新型コロナウイルス感染12ヵ月後における従来株および変異株に対する抗ウイルス抗体および中和抗体の保有率に関する調査」の記者会見を5月20日に開催。回復者のほとんどが6ヵ…

インフリキシマブでSARS-CoV-2抗体反応が低下

英国92施設で、インフリキシマブ投与によって新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)抗体反応が低下するかを検討。インフリキシマブで治療中の炎症性腸疾患(IBD)患者4685例の抗体反応を腸管選択的抗インテグリンα4β7モノクローナル抗体ベドリズマブで治療中のIB…

ファイザー社コロナワクチン、症状の有無を問わず感染予防効果あり

英国の医療従事者コホートを対象に、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対するBNT162b2 mRNAとChAdOx1 nCOV-19アデノウイルスベクターワクチンの接種率の関連因子とBNT162b2 mRNAワクチンの有効性を前向きコホート研究で評価した(SIREN試験、現在も進行中…

定期的な運動は新型コロナの重症化リスクを低減 18歳以上の成人患者4万8,440人を対象に解析

運動は、加齢に伴い増加するさまざまな慢性疾患の予防に効果的だが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の重症化予防にも有効である可能性が報告された。日常的に身体活動を行っていたCOVID-19患者では、入院や集中治療室(ICU)入室、死亡のリスクが低い…

J&Jの新型コロナワクチン、重症・重篤化に高い予防効果/NEJM

Janssen(米国・Johnson & Johnsonグループの医薬品部門)の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチン「Ad26.COV2.S」は、単回接種によりCOVID-19を予防し、とくに入院や死亡を含む重篤なCOVID-19に対する有効率が高いことが認められた。安全性は、他の…

オルミエント、SARS-CoV-2による肺炎に対する適応追加が承認

www.chemicaldaily.co.jp www.chemicaldaily.co.jp 審議から1週間足らずで承認とは、思ったよりも早かったですね。 // リンク

中和抗体カクテル療法で症候性COVID-19発症リスクが81%減/ロシュ

ロシュ社(スイス)は4月12日付のプレスリリースで、新型コロナウイルス感染者との家庭内での濃厚接触者を対象に、中和抗体カクテル療法によるCOVID-19発症リスクおよび負担軽減を評価した第III相臨床試験(REGN-COV 2069試験)において、良好な結果を確認し…

MSD 経口投与の軽症新型コロナ治療薬MK-4482 4月中に日本含む第3相試験開始

MSD日本法人は4月20日に開いた年次会見で、軽症から中等症の新型コロナウイルス感染症治療薬として開発中の経口抗ウイルス薬・MK-4482(開発コード、一般名:molnupiravir)について、4月中に日本を含む国際共同第3相試験を開始すると発表した。同社の白…

ファイザー製ワクチンの副反応、高齢者は「大幅に低い」…予想以上に年代間で差

米ファイザー製の新型コロナウイルスワクチン接種後の副反応は、65歳以上の高齢者では発生率が大幅に低いとする健康調査の中間報告を厚生労働省研究班がまとめた。37・5度以上の発熱は、全体では38%に起きたが、高齢者は9%と4分の1にとどまった…

AZ製ワクチン、英国型変異株に有効率70.4%/Lancet

新型コロナワクチンChAdOx1 nCoV-19(AZD1222)について、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の新たな変異株であるB.1.1.7系統への中和活性は同系統以外の変異株との比較において低いことがin vitroにおいて示されたが、変異株B.1.1.7に対する臨床的有効率は7…

ファイザーワクチン、半年後も9割有効 変異株にも効果  朝日新聞デジタル

米製薬大手ファイザーと独ビオンテックは1日、共同開発した新型コロナウイルスワクチンの発症を防ぐ効果が半年後も91・3%だったと発表した。また南アフリカの変異株にも効果があるという結果も同時に公表した。 臨床試験の参加者約4万6千人を追跡調査したと…

英AZの新型コロナワクチン、南ア型に効果なし、現地治験で有効率10% 南ア、代わりにJ&Jワクチンを採用

英アストラゼネカ(AZ)の新型コロナウイルスワクチンが、南アフリカ型変異株にほとんど効果がないとする臨床試験結果が報告された。南アの公的研究機関などが行った2000人規模の臨床試験で、南ア型に対する発症予防効果は約10%にとどまった。医学…

ファイザーの新型コロナワクチン、変異株への中和作用を確認 /NEJM

PfizerとBioNTechによる新型コロナウイルスのmRNAワクチン「BNT162b2」は、英国、南アフリカ、ブラジルに検出された変異株に対しても中和作用があることが確認されたという。 https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMc2102017 コメント: これは朗報です…

新型コロナ、感染リスクが高まる行動/CDC

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック発生後、感染防止のため、医薬品以外におけるさまざまなアプローチが検討・推奨されてきた。このうち感染防止に実際に有効なアプローチを観察研究で特定した研究が米国疾病予防管理センター(CDC)サイト…

南アでコロナ変異種確認、流行第2波や若い患者増加の原因か

南アフリカのズウェリ・ムキゼ(Zwelini Mkhize)保健相は18日、同国で新型コロナウイルスの変異種が確認されたと明らかにした。この変異種によって感染拡大の第2波が引き起こされ、若年層の感染者が増えた可能性があるとしている。 ムキゼ氏は、南アフリカ…

新型コロナのワクチン候補「BNT162b2」を国内申請 ファイザーと独・BioNTech SE

ファイザーと独・BioNTech SEは12月18日、新型コロナウイルス感染症に対するmRNAワクチン候補「BNT162b2」の製造販売承認を国内で申請した。ワクチン接種による新型コロナ予防効果が95%だった臨床第3相試験の結果に基づく。◎特例承認「念頭に置いて申請」 …

米当局がファイザー製ワクチンに緊急使用許可 近く接種開始へ 新型コロナ

【ニューヨーク時事】米食品医薬品局(FDA)は11日、米製薬大手ファイザーの新型コロナウイルスワクチンに緊急使用許可を出した。 米国でのコロナワクチンの許可は初めて。感染者・死者数ともに世界最多の米国が、コロナ禍の収束に向け大きく前進した。 トラ…

日本接種開始、来年3月か 副作用、情報収集徹底を

英国で米製薬大手ファイザーなどが開発した新型コロナウイルス感染症のワクチンの接種が始まった。同社は日本政府と来年上半期に1億2千万回分(6千万人分)を供給することで基本合意しているが、国内の臨床試験(治験)や審査の手続きを経る必要があり、…

英政府、ファイザーのワクチン承認 7日にも接種へ

英政府は2日、米製薬大手ファイザーなどが開発する新型コロナウイルスのワクチンの使用を承認したと発表した。7日にも医療機関などで接種を始める予定だ。米国も中旬にも接種が始まる見通しで、パンデミック(世界的な大流行)収束に向けた期待が欧米で高ま…

モデルナの新型コロナワクチン、感染予防に高い効果(有効率94.5%)-暫定結果

バイオテクノロジー企業の米モデルナは16日、新型コロナウイルスのワクチンが大規模な臨床試験の第3相で94.5%の確率で効果を示したとの暫定分析結果を発表した。パンデミック(世界的大流行)を抑え込むのに役立つ強力なツールの開発を急ぐ科学者と製薬会…

コロナ、変異で感染力強く 東大がハムスターで実験

現在世界で流行中の新型コロナウイルスは、初期のウイルスに比べ、変異によって感染力が強くなったことをハムスターの実験で確かめたと、河岡義裕・東京大医科学研究所教授らのチームが、13日付の米科学誌サイエンス電子版に発表した。 新型コロナは当初、中…

世界初、唾液で新型コロナ・インフル同時検査が可能に 中医協でPCR検出キット承認、検査装置は年内に発売へ

中医協総会(会長:小塩隆士・一橋大学経済研究所教授)は11月11日、唾液から新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)とインフルエンザウイルスA型・B型を同時に検出できるスディックスバイオテック社のPCR法によるキットの保険適用を承認した。保険点数は1350点(…

米、コロナ抗体薬緊急許可 イーライリリー、軽症向け

【ワシントン共同】米食品医薬品局(FDA)は9日、新型コロナウイルス感染症の治療薬として、米製薬大手イーライリリーが開発する抗体医薬品の緊急使用を許可した。軽症から中等症の患者が対象で、入院患者と酸素補給を受けている人は対象外。臨床試験で…

ファイザーの新型コロナワクチン、大規模試験で90%の感染防ぐ

米ファイザーがドイツのビオンテックと開発している新型コロナウイルスワクチン候補は、数万人が参加した治験で90%を超える確率で感染を防いだ。暫定結果が示した。 www.bloomberg.com コメント: とうとう有効性のあるワクチンが出た可能性がありますね。

TNF阻害薬・MTX服用者、COVID-19入院・死亡リスク増大せず

COVID-19の治療法確立には、なお模索が続いている。米国・ウェストバージニア大学のAhmed Yousaf氏らは、エビデンスデータが不足している生物学的製剤および免疫抑制剤のCOVID-19関連アウトカムへの影響を、多施設共同リサーチネットワーク試験にて調べた。5…