デルマニアのブログ

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とある皮膚科医のブログです。

乾癬の罹患率が女性で低い理由は「女性ホルモン」の可能性

京大ほか、研究成果は、「The Journal of Allergy and Clinical Immunology」にオンライン掲載 男性より女性で乾癬の罹患率・重症度「低」、その分子メカニズムは不明だった 京都大学は5月17日、エストラジオールが、好中球やマクロファージなどの免疫細胞の…

外陰部高度扁平上皮内病変でイミキモド外用は手術との比較で非劣性/Lancet

外陰部の高度扁平上皮内病変(vHSIL)の治療において、外用免疫調節薬イミキモドによる局所療法は、有効性に関して外科手術に対し非劣性で、安全性も良好であり、本症の1次治療となる可能性があることが、オーストリア・グラーツ医科大学のGerda Trutnovsky…

マルホ、アトピー新薬導入契約、米インサイトから 米国で発売ずみ、年内には欧米での白斑に対する承認取得を見込む

マルホはこのほど、米バイオ医薬品企業でナスダック上場のインサイト・コーポレーションから選択的JAK2阻害剤の新規外用剤「ルキソリチニブクリーム」を導入する契約を結んだと発表した。これによりマルホは、日本で白斑、アトピー性皮膚炎など自己免疫…

ロゼックスゲル、酒さへの適応追加承認が許可される

厚生労働省は2022年4月28日に薬事・食品衛生審議会医薬品第一部会を開催し、トーアエイヨーが中性脂肪蓄積心筋血管症に対して開発している大阪大学発のCNT-01と、エーザイが筋萎縮性側索硬化症(ALS)向けに開発しているメコバラミンを希少疾病用医薬品に指…

安定期の白斑治療に用いる自家培養表皮「ACE02」を承認申請 J-TEC

帝人グループのジャパン・ティッシュ・エンジニアリング(J-TEC)は4月27日、メラノサイト(色素細胞)を保持した自家培養表皮「ACE02」(開発コード)について、再生医療等製品製造販売承認申請を行ったと発表した。同製品は、安定期の白斑(尋常性白斑ま…

アダリムマブBSの適正使用で通知 対象は先行品と同様、壊疽性膿皮症などは適応外

日本皮膚科学会はこのほど、乾癬治療薬「アダリムマブBS」の適正使用に関する指針をホームページに掲載した。既存治療で効果不十分な尋常性乾癬、関節リウマチなど先行品と同様の適応だが、壊疽性膿皮症、化膿性汗腺炎は適応外。製剤に関する臨床試験結果な…

乾癬の再燃、大気汚染への短期曝露が引き金か

尋常性乾癬患者957例(追跡来院件数4398件)を対象に、環境大気汚染への短期曝露による乾癬再燃(フレア)のリスクを観察試験(症例クロスオーバーおよび横断的デザイン)で検討。3-4カ月の期間に連続する2回の評価で、乾癬面積重症度指数(PASI)5点以上増…

乾癬リスクは生活習慣因子から予測可能

欧州系の英国バイオバンク参加者50万人を対象に、遺伝的リスクと生活習慣リスクの組み合わせと乾癬の発症リスクの関連を前向きコホート研究で検討。遺伝的リスクを低リスク、中リスク、高リスクに分類し、BMI、喫煙、運動、食生活の因子から算出した生活習慣…

乾癬性関節炎にメトトレキサート+レフルノミド併用が有効

活動性疾患がある(腫脹関節数2関節以上と定義)乾癬性関節炎(PsA)患者78例を対象に、メトトレキサートとレフルノミドの併用療法による疾患活動性改善効果を二重盲検無作為化プラセボ対照試験で検討(COMPLETE-PsA試験)。主要評価項目は、試験開始前の乾…

米国小児の円形脱毛症有病率は0.11%

米国で電子健康記録データを用いた小児円形脱毛症(AA)の有病率と罹患率を調べた結果、2009~20年の有病率は0.11%、罹患率は10万人年当たり13.6例であることが明らかにされた。米国・フィラデルフィア小児病院のPaige L. McKenzie氏らによるコホート研究の…

カロリー制限ダイエット、摂食時間制限ありvs.なし/NEJM

肥満患者において、摂食時間を午前8時~午後4時の8時間に制限する時間制限食をカロリー制限に追加しても、1日の摂取カロリー制限と比較し、1年間の体重、体脂肪および代謝リスク因子の減少に関して効果は認められないことが示された。中国・南方医科大学のDe…

高齢者への帯状疱疹ワクチン2製剤の有効性 生ワクチンZVLと乾燥組み換えワクチンRZVのメタ解析

50歳以上の成人に対する帯状疱疹ワクチンの有効性について、ニュージーランド・Victoria University of WellingtonのJames F.Mbinta氏らは、実臨床で生ワクチン(商品名Zostavax、以下、ZVL)または乾燥組み換えワクチンのシングリックス(以下、RZV)と各ワ…

ビメキズマブ(ビンゼレックス®)発売のお知らせ

2022年4月20日、『ビンゼレックス皮下注160mgシリンジ、ビンゼレックス皮下注160mgオートインジェクター』 が発売となりました。 【収載薬価】 ビンゼレックス皮下注160mgシリンジ:156,587円 ビンゼレックス皮下注160mgオートインジェクター:156,820円 乾…

スペソリマブ、膿疱性乾癬(汎発型)P2試験追加データを発表 独ベーリンガー、研究成果は、2022年米国皮膚科学会(AAD)年次総会で発表

開発中の急性期GPP治療薬で、IL-36を阻害するヒト化抗体 独ベーリンガーインゲルハイムは3月28日、急性期の膿疱性乾癬(汎発型)(Generalized Pustular Psoriasis:GPP)患者に対するスペソリマブの第2相臨床試験であるEffisayil(TM) 1試験の新たなデータを…

中等症~重症アトピー性皮膚炎へのウパダシチニブ、長期有効性を確認

中等症~重症のアトピー性皮膚炎患者(青少年および成人)に対するJAK阻害薬ウパダシチニブの有効性と安全性について、2つのプラセボ対照試験結果の長期52週時のフォローアップデータ解析の結果を、米国・オレゴン健康科学大学のEric L. Simpson氏らが発表し…

円形脱毛症にバリシチニブが有効

Severity of Alopecia Tool(SALT)スコア50以上の重症円形脱毛症に対する経口ヤヌスキナーゼ(JAK)阻害薬バリシチニブの効果を無作為化プラセボ対照第III相試験2件で検討(BRAVE-AA1試験、BRAVE-AA2試験)。BRAVE-AA1試験に654例、BRAVE-AA2試験に546例を…

中等症から重症の成人アトピー性皮膚炎治療薬・トラロキヌマブを承認申請 レオファーマ

レオファーマは2022年1月28日、中等症から重症の成人アトピー性皮膚炎を対象疾患に抗IL-13抗体トラロキヌマブを日本で承認申請したと発表した。 同剤は、アトピー性皮膚炎の徴候・症状の根底にある免疫プロセスに重要な役割を果たすIL-13サイトカインを特異…

砂糖飲料の代わりに代替甘味飲料で心血管代謝リスク低下

砂糖入り飲料(SSB)の代替品として用いる低カロリーまたはノンカロリーの甘味料入り飲料(LNCSB)の水と比較した心代謝危険因子改善効果を無作為化試験17件の系統的レビューとメタ解析で検討。糖尿病のリスクがあるか糖尿病がある過体重または肥満の成人173…

デルマクイック爪白癬について

2022年2月に「白癬菌抗原定性(233点)」が保険収載されたことを受け、 マルホのデルマクイック爪白癬が発売準備中です。 デルマクイック爪白癬の使用については日本皮膚科学会から提言が出ています。 https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/guide…

COVID-19患者の脱毛症、特徴が明らかに

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)との関連が報告されている脱毛症患者について、米国・マイアミ大学のBetty Nguyen氏らが系統的レビューとメタ解析を実施。男性型脱毛症(AGA)は、重症COVID-19のリスク因子である可能性が認められ、一方で休止期脱毛症…

ミチーガ、アトピー性皮膚炎に伴うそう痒に対するIL-31をターゲットとした初の抗体医薬品として、マルホが承認を取得

中外製薬創製の新規抗体医薬品「ミチーガ」について、導出先のマルホが製造販売承認を取得 アトピー性皮膚炎に伴うそう痒に対し、IL-31をターゲットとする初の抗体医薬品 アトピー性皮膚炎の辛い症状であるかゆみの改善により、患者さんのQOLの向上が期待さ…

オミクロン株へのブースター接種、効果はどのくらい持続する?

米国疾病予防管理センター(CDC)は、12歳以上のすべての人に対し、mRNAワクチン接種完了後5ヵ月以上経過してからのブースター接種を推奨しているが、オミクロン株に対するブースター接種の効果持続についてはあまりわかっていなかった。CDCのMorbidity and …

HPVワクチンの接種を自費で受けた者に対する償還払いについて

定期接種としてのHPVワクチンの正常化と、救済措置の実施が迫っています。このような中、3月11日に自治体向けの説明会が開催されたそうで、資料が公開されています。「HPVワクチンに関する自治体向け説明会」資料(3月11日)https://www.mhlw.go.jp/stf/n…

コロナワクチンの有効性、AZ製vs.ロシア製vs.中国製/Lancet

アルゼンチンにおいて使用された新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する3種類のワクチンは、いずれもSARS-CoV-2感染とCOVID-19による死亡を減少させ有効であることが認められた。アルゼンチン保健省のAnalia Rearte氏らが、60歳以上を対象とした診断…

FDA、悪性黒色腫に初の抗LAG-3抗体relatlimabとニボルマブの併用を承認/BMS

ブリストルマイヤーズスクイブは、2022年3月18日、米国食品医薬品局(FDA)が、切除不能または転移のある悪性黒色腫に対する、ニボルマブと抗LAG抗体relatlimab-rmbwの固定用量の合剤(海外製品名:Opdualag)の単回投与を承認したと発表。 この承認はOpdual…

大正製薬、休止期脱毛症の治験開始 壮年性脱毛症の治療薬であるミノキシジルを含む製剤の有効性を探索

大正製薬は、頭髪の脱毛症の一種である休止期脱毛症を対象とした臨床試験(治験)を開始した。壮年性脱毛症の治療薬であるミノキシジルを含む製剤の有効性を探索する。休止期脱毛症は急性的な身体的負担の増加によって発症するとされ、新型コロナウイルス感…

乳児アトピー性皮膚炎、オンライン相談により発症抑制の可能性 成育医療センターほか、研究成果は、「JMIR Pediatrics and Parenting」に掲載

オンライン医療相談などの介入は発症抑制に影響するか 国立成育医療研究センターは3月16日、小児科に特化したオンライン医療相談「小児科オンライン」を用いて、生後4か月時点の子どものアトピー性皮膚炎の有症率にどのような影響を与えるのかを調べ、オンラ…

メルケル細胞がん、4割が5年以内に再発

メルケル細胞がん(MCC)患者618例を対象に、病期および診断後の経過時間による再発および死亡のリスクを前向きコホート試験で推定した。 その結果、5年再発率は40%だった。1年目の再発リスクが高く(病理学的病期I期11%、IIA/IIB期33%、IIIA期30%、IIIB…

脱毛症に立ち向かうためのベストな選択肢は 男性型脱毛症(AGA)の治療薬の有効性を比較

AGA

男性のほとんどは、人生のどこかの時点で額の生え際が後退、あるいは部分的にはげるなどの毛髪の変化を経験する。こうした脱毛の進行を抑える方法を探している男性に役立ちそうな研究結果が明らかになった。トロント大学(カナダ)のAditya K. Gupta氏らが、…

アトピー性皮膚炎に伴うそう痒治療薬ミチーガなど4製品の承認了承 薬食審・第二部会

厚生労働省の薬食審医薬品第二部会は3月3日、アトピー性皮膚炎に伴うそう痒治療薬・ミチーガ皮下注用(一般名:ネモリズマブ、マルホ)や、遺伝性血管性浮腫(HAE)の急性発作抑制薬・タクザイロ皮下注(ラナデルマブ、武田薬品)など4製品の承認を了承し…