武田薬品、日本で診断された患者は約450人だが、実際はその5倍程度にのぼると推計
武田薬品工業は１２日、日本で遺伝性血管浮腫（ＨＡＥ）の治療薬「ラナデルマブ」（一般名、海外製品名「タクザイロ」）の製造販売承認申請を行ったと発表した。同社の国際戦略製品の一つで、すでに米国など２０カ国で発売し、各国で承認申請を進めている。２０１９年度売上収益は６億２７００万ドルで、ピーク時に１８億～２２億ドルを見込んでいる。
ＨＡＥは顔や手足など身体のさまざまな部位に繰り返し浮腫発作がおきる遺伝子疾患。疾患認知度が低く、日本で診断された患者は約４５０人だが、実際はその５倍程度にのぼると推計されている。
タクザイロは浮腫発作を予防する抗体医薬。皮下注射で投与し、日本には薬剤をあらかじめ充填したプレフィルドシリンジで供給する予定。
コメント：
遺伝性血管性浮腫はレア疾患ですが,
ここ最近
・ベリナートP
・フィラジル
・タクザイロ
などの高額薬剤の発売・承認申請が相次いでいますね。
フィラジルは自己注射指導もできます。
以下、その他も含め治療薬一覧
ベリナート（Berinert） (急性, IV) C1インヒビター補充薬
フィラジル（Firazyr）(急性, 皮下注射) イカチバント酢酸塩
ルコネスト（Ruconest）(急性, IV)
カルビトール（Kalbitor） (急性, 皮下注射)
シンライズ（Cinryze）(予防的, IV)
ヘガーダー（Haegarda）(予防的, 皮下注射)
オラデオ（Orladeyo） (予防的, 経口) ベロトラルスタット塩酸塩
ダナゾール（Danazol） (予防的, 経口) ボンゾール
Takhzyro (ラナデルマブ/lanadelumab)
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