デルマニアのブログ

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とある皮膚科医のブログです。

英AZの新型コロナワクチン、南ア型に効果なし、現地治験で有効率10% 南ア、代わりにJ&Jワクチンを採用

 英アストラゼネカ(AZ)の新型コロナウイルスワクチンが、南アフリカ型変異株にほとんど効果がないとする臨床試験結果が報告された。南アの公的研究機関などが行った2000人規模の臨床試験で、南ア型に対する発症予防効果は約10%にとどまった。医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン(電子版)」に論文掲載された。

 同ワクチンを共同開発した英オックスフォード大学と、南アフリカ医学研究会議(SAMRC)の研究者らが南アで行った後期第1/2相臨床試験(後期P1/2)。昨年11月までに計2000例超を登録し、ワクチンまたはプラセボ製剤を接種した。南ア型変異株(B.1.351)に感染・発症したのは計39例。ワクチン群が750例中19例、プラセボ群が714例中20例で、有効率は10・4%となった。南ア型以外も含めると、ワクチンの有効率は21・9%だった。研究チームは、同ワクチンが南ア型変異に効果がないと結論付けた。

 南アでは、AZ製ワクチンによる接種開始を予定していたが、変異株に対する有効性が低いとして接種を見送り。代わりに米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)のワクチンを採用している。

 

コメント:

南アフリカ変異株やばそうですね。
ベクターワクチンが効かないのか、それとも変異のためにmRNAワクチンも効かないのか気になるところです。