外陰部疣贅患者を対象に、カンタリジン(0.7%w/v)を含む使い捨てアプリケーター一体型製品VP-102の至適レジメン、有効性および安全性を無作為化第II相賦形剤対照試験で検討した。
用量設定を目的としたパートAの結果、被覆下での6時間および24時間の治療をパートBでの有効性および安全性の評価対象とした。パートBとパートAの結果を統合すると、6時間治療終了時の治療可能な全外陰部疣贅の完全消失達成率はVP-102群36.7%、賦形剤群4.2%(P<0.0048)、24時間治療では33.3%、0%だった(P<0.0075)。VP-102群に発現した有害事象は主に軽度ないし中等度で、塗布部位の小水疱、疼痛、紅斑の頻度が最も高かった。有害事象による治療中止者はおらず、治療関連と考えられる重篤な有害事象もなかった。
リンク