デルマニアのブログ

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とある皮膚科医のブログです。

2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧

外陰部疣贅の新カンタリジン製品、P2結果良好

外陰部疣贅患者を対象に、カンタリジン(0.7%w/v)を含む使い捨てアプリケーター一体型製品VP-102の至適レジメン、有効性および安全性を無作為化第II相賦形剤対照試験で検討した。 用量設定を目的としたパートAの結果、被覆下での6時間および24時間の治療を…

メトトレキサート内服薬の適応外使用で通知 社会保険診療報酬支払基金、多発性筋炎・皮膚筋炎に対し

社会保険診療報酬支払基金はこのほど、多発性筋炎・皮膚筋炎の患者に対してメトトレキサート内服薬(主な製品名:リウマトレックスカプセル2mg、メソトレキセート錠2.5mg)を処方した場合、算定を認めるとする審査情報提供検討委員会の第25次審査情報提供事…

アトピー薬「KHK4083/AMG451」の有意改善を確認、P2結果 協和キリン、2022年前半にP3開始予定

協和キリンはこのほど、第30回欧州皮膚科・性病科学(EADV)オンライン会議で、米アムジェンと開発中のヒト型抗OX40モノクローナル抗体「KHK4083/AMG451」のアトピー性皮膚炎に対する第2相臨床試験(P2)のデータを報告した。投…

アトピー患者でデュピルマブ治療前後の遺伝子発現の変化を検討

中等症ないし重症のアトピー性皮膚炎(AD)患者18例と健常者17例から採取した皮膚テープストリップ検体のトランスクリプトミクス解析で、デュピルマブによる治療前後の遺伝子発現の変化および治療反応バイオマーカーを検証した。 その結果、健常群の検体に比…

デルゴシチニブ軟膏、小児ADへの有効性と安全性を確認

昨年、世界で初めてわが国で承認された、アトピー性皮膚炎(AD)に対する外用JAK阻害薬デルゴシチニブ軟膏(商品名:コレクチム軟膏)について、東京慈恵会医科大学名誉教授の中川 秀己氏らが小児(2~15歳)に対する有効性と安全性を評価した56週の第III相…

帯状疱疹生ワクチン、TNF阻害薬使用中でも安全で有効

米33施設で、腫瘍壊死因子阻害薬(TNFi)で治療中の成人に用いる弱毒化帯状疱疹生ワクチン(ZVL)の安全性と有効性を無作為化比較試験で検討。試験開始前とワクチン接種後6週間時の血清および末梢血単核細胞から、糖タンパク質酵素結合免疫吸着測定法(gpELI…

経口コロナ治療薬molnupiravir、第III相中間解析で入院・死亡リスクを半減/米・メルク

米・メルクは10月1日付のプレスリリースで、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する経口抗ウイルス薬molnupiravir(MK-4482/EIDD-2801)について、日本を含む世界173施設で実施中の第III相試験(MOVe-OUT)の中間解析結果を公表した。2021年8月5日ま…

円形脱毛症のデュピルマブ、IgE値で効果に差

円形脱毛症患者60例(アトピー性皮膚炎併発の有無を問わず)を対象に、デュピルマブの有効性を第IIa相無作為化臨床試験で検討。主要評価項目は、脱毛症の重症度ツール(SALT)スコアの治療前から24週時までの変化量とした。 その結果、SALTスコアの最小二乗…

アゾール系抗真菌薬「イサブコナゾニウム硫酸塩」を承認申請 旭化成ファーマ、カプセル剤、点滴静注剤の2種類を申請

旭化成ファーマは30日、アゾール系抗真菌薬「イサブコナゾニウム硫酸塩」について、真菌症(アスペルギルス症、ムーコル症、クリプトコックス症)の治療薬として厚生労働省に製造販売承認申請したと発表した。カプセル剤、点滴静注剤の2種類を申請した。…

ファイザー アブロシチニブ(サイバインコⓇ)承認

このたび、弊社のヤヌスキナーゼ阻害剤「サイバインコ錠」(一般名:アブロシチニブ)の製造販売承認を 「既存治療で効果不十分なアトピー性皮膚炎」を適応症として取得いたしましたのでご報告申し上げます。 現時点では2週間の処方制限があるので、処方制…

デルゴシチニブ軟膏、小児ADへの有効性と安全性を確認

昨年、世界で初めてわが国で承認された、アトピー性皮膚炎(AD)に対する外用JAK阻害薬デルゴシチニブ軟膏(商品名:コレクチム軟膏)について、東京慈恵会医科大学名誉教授の中川 秀己氏らが小児(2~15歳)に対する有効性と安全性を評価した56週の第III相…