デルマニアのブログ

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とある皮膚科医のブログです。

2022-01-01から1ヶ月間の記事一覧

梅毒治療薬・ステルイズ水性懸濁筋注を発売 ファイザー

ファイザーは1月26日、梅毒治療薬ステルイズ水性懸濁筋注60万単位シリンジ、同240万単位シリンジ(一般名:ベンジルペニシリンベンザチン水和物)を発売した。適応症は「梅毒(神経梅毒を除く)」。薬価は60万単位1筒3207円、240万単位1筒9273円。 持続性…

ヒト化抗ヒトIL17A/IL-17Fモノクロ―ナル抗体製剤ビンゼレックス® 承認のお知らせ

ヒト化抗ヒトIL17A/IL-17Fモノクロ―ナル抗体製剤 「ビンゼレックス 皮下注160mg シリンジ/オートインジェクター [一般名:ビメキズマブ(遺伝子組換え)]」 が承認されました。 乾癬に適応を持つバイオとしては11剤目となります。

ペニシリン筋注の登場で選択肢増える梅毒治療 世界的な標準治療薬がわが国でも使用可能に

2022年1月、梅毒の世界的な標準治療薬である持続性ペニシリン筋注製剤がようやくわが国でも発売される。国内では、これまで数週間にわたる内服治療しか選択肢がなかった梅毒治療だが、早期梅毒であれば単回投与で治療を完遂できる“確実な治療法”の登場により…

切除不能悪性黒色腫の1次治療、relatlimab・ニボルマブ併用が有効/NEJM

未治療の転移のあるまたは切除不能の悪性黒色腫患者の治療において、2つの免疫チェックポイント阻害薬relatlimab(抗リンパ球活性化遺伝子3[LAG-3]抗体)とニボルマブ(抗プログラム細胞死1[PD-1]抗体)の併用は、標準治療であるニボルマブ単剤と比較し…

spesolimab、膿疱性乾癬(汎発型)の膿疱・皮疹を改善/NEJM

膿疱性乾癬(汎発型)(GPP)の治療において、ヒト化抗インターロイキン-36受容体モノクローナル抗体であるspesolimabはプラセボと比較して、投与後1週の時点での膿疱や皮膚症状の消失割合が高いが、感染症や全身性薬物反応の発現が認められることが、フラン…

進行黒色腫、ニボルマブ+イピリムマブの長期OS良好

未治療の切除不能なIII期またはIV期悪性黒色腫患者945例を対象に、ニボルマブ+イピリムマブ併用療法またはニボルマブ単剤療法とイピリムマブ単剤療法の有効性および安全性を比較した第III相試験(CheckMate 067試験)の長期転帰を報告。最短追跡期間は6.5年…

弱毒化帯状疱疹生ワクチンはTNF阻害薬使用中の患者にも安全  水痘または帯状疱疹の累積発生率は0%

腫瘍壊死因子(TNF)阻害薬を使用中の患者において、弱毒化帯状疱疹生ワクチン(ZVL)の使用は安全で、短期的に十分な有効性があることが、「Annals of Internal Medicine」に9月28日報告された。 米アラバマ大学のJeffrey R. Curtis氏らは、TNF阻害薬を使用…