デルマニアのブログ

デルマニアのブログ

とある皮膚科医のブログです。

2024-03-01から1ヶ月間の記事一覧

1~4歳児のピーナツアレルギーに対する舌下免疫療法は安全かつ有効 米研究より

1~4歳児のピーナツアレルギーに対する舌下免疫療法(sublingual immunotherapy;SLIT)は、安全かつ効果的に脱感作が得られ、またその効果は本療法終了後も3カ月は維持されることを明らかにしたランダム化比較試験の結果が、「The Journal of Allergy and C…

アトピー性皮膚炎「デュピルマブ」の治療効果、経過の層別化で予測可能に 理研ほか、研究成果は、「Journal of the European Academy of Dermatology and Venereology」にオンライン掲載

抗インターロイキン(IL)-4/13受容体抗体デュピルマブは、アトピー性皮膚炎の根本治療薬として期待される一方、投与後に顔面の紅斑が残存する難治症例も報告されている。理化学研究所情報統合本部先端データサイエンスプロジェクトの芦崎晃一氏らは、人工…

アトピー治療中の紅斑に関連する因子を特定 AIモデルでデュピルマブ治療効果を高精度に予測!

抗インターロイキン(IL)-4/13受容体抗体デュピルマブは、アトピー性皮膚炎の根本治療薬として期待される一方、投与後に顔面の紅斑が残存する難治症例も報告されている。理化学研究所情報統合本部先端データサイエンスプロジェクトの芦崎晃一氏らは、人工…

尋常性ざ瘡(ニキビ)に対するバクテリオファージ療法、臨床試験開始 大阪公立大、試験の詳細はjRCT(jRCTs051230164)に記載

抗菌薬の代替治療法の一つとして注目されるファージ療法 大阪公立大学は1月18日、尋常性ざ瘡(ニキビ)患者を対象としたバクテリオファージ療法に関する臨床試験を開始することを発表した。この研究は、同大大学院医学研究科皮膚病態学の鶴田大輔教授、立石…

食物アレルギーに画期的な治療薬が登場か FDA approves omalizumab: Groundbreaking treatment for food allergies, including peanuts

米国食品医薬品局(FDA)は2003年、注射用オマリズマブ(ゾレア)を中等度から重度の持続性アレルギー性喘息の治療薬として承認した。2024年2月16日、オマリズマブは、免疫グロブリンEを介する食物アレルギーを経験する1歳以上の患者において、アナフィラキ…