デルマニアのブログ

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とある皮膚科医のブログです。

JAK阻害薬

白斑に対する局所治療薬、2件の臨床試験で有望な結果 約半数の対象者が1年後に顔で75%以上、全身で50%以上の色素を取り戻す

皮膚の色素が失われる疾患である尋常性白斑(以下、白斑)に罹患した何百万人もの人にとって、外用薬のルキソリチニブクリーム(商品名Opzelura)がゲームチェンジャーとなりつつある。2件の第3相臨床試験により、このクリーム剤を使用した白斑患者の約半数…

ルキソリチニブクリーム、白斑に有効/NEJM

白斑に対するJAK阻害薬ルキソリチニブ(本邦では骨髄線維症、真性多血症の適応で承認)のクリーム製剤は、基剤クリーム(対照)よりも病変部の再色素沈着を拡大したことが示された。安全性については最も多く報告された有害事象は、塗布部におけるにきびやか…

ウパダシチニブは青年期の成長を阻害しない

上記、影響しないという旨の論文がでました。 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a]||function(){arguments.currentScript=c.currentScript ||c.scripts[c.scripts.length-2];(b[a].q=b[a].q||[]).push(…

アトピー性皮膚炎、JAK阻害薬はVTE発生と関連するか?

アトピー性皮膚炎(AD)患者、とくにJAK阻害薬による治療を受ける患者は、静脈血栓塞栓症(VTE)のリスクが高くなるなのか。これまで明らかになっていなかったこの懸念について、台湾・台北栄民総医院のTai-Li Chen氏らがシステマティック・レビューとメタ解…

経口投与の円形脱毛症治療薬・リトレシチニブを承認申請

ファイザーは8月25日、円形脱毛症を対象疾患とする経口JAK3/TECファミリーキナーゼ阻害薬・リトレシチニブトシル酸塩カプセル(一般名:リトレシチニブトシル酸塩、開発コード:PF-06651600)について、日本で承認申請したと発表した。今回の申請に用いた国…

FDAが尋常性白斑での色素脱失に対する局所治療薬を初承認 対象は12歳以上の小児と成人

米食品医薬品局(FDA)は7月19日、非分節型の尋常性白斑における色素再沈着のための局所治療薬としてOpzelura(一般名ルキソリチニブ)クリームを承認した。 非分節型の尋常性白斑は、皮膚の色素細胞が減少して色素が白く抜ける皮膚疾患である。このような色…

中等症~重症アトピーの外用薬併用、アブロシチニブvs.デュピルマブ/Lancet

中等症~重症のアトピー性皮膚炎(AD)患者において、外用療法へのアブロシチニブ1日1回200mg併用はデュピルマブ併用と比較し、かゆみおよび皮膚症状の早期改善に優れており、忍容性は同様に良好であったことが、ドイツ・ハンブルク・エッペンドルフ大学医療…

米FDAが尋常性白斑の色素沈着治療にルキソリチニブクリーム承認 24週時点で顔面白斑部の重症度スコアが改善

米国食品医薬品局(FDA)は7月19日、成人および12歳以上の小児に対する尋常性白斑の色素沈着治療に、ヤヌスキナーゼ(JAK)阻害薬ルキソリチニブクリーム(商品名Opzelura、Incyte社)を承認した。 Opzeluraは、免疫不全がなく、従来の局所療法で十分にコン…

円形脱毛症に対するバリシチニブ(オルミエントⓇ)、国内で承認される。

2022年6月20日付けで、円形脱毛症にJAK阻害薬であるバリシチニブ(オルミエントⓇ)が承認されました。適応追加なので、私の病院では新たな手続きなどを必要とせず、本日以降処方ができます。 ● お知らせ文書 https://www.lillymedical.jp/ja-jp/answers/165907…

円形脱毛症に経口JAK阻害薬を承認 米FDA、初の全身治療薬

米食品医薬品局(FDA)は6月13日、米国で年間30万人以上が発症し、治療法が限られている重度の円形脱毛症(AA)に対する初の全身治療薬として、経口ヤヌスキナーゼ(JAK)阻害薬バリシチニブを承認したと発表。同薬はブレークスルーセラピー(画期的治療薬)…

マルホ、アトピー新薬導入契約、米インサイトから 米国で発売ずみ、年内には欧米での白斑に対する承認取得を見込む

マルホはこのほど、米バイオ医薬品企業でナスダック上場のインサイト・コーポレーションから選択的JAK2阻害剤の新規外用剤「ルキソリチニブクリーム」を導入する契約を結んだと発表した。これによりマルホは、日本で白斑、アトピー性皮膚炎など自己免疫…

中等症~重症アトピー性皮膚炎へのウパダシチニブ、長期有効性を確認

中等症~重症のアトピー性皮膚炎患者(青少年および成人)に対するJAK阻害薬ウパダシチニブの有効性と安全性について、2つのプラセボ対照試験結果の長期52週時のフォローアップデータ解析の結果を、米国・オレゴン健康科学大学のEric L. Simpson氏らが発表し…

円形脱毛症にバリシチニブが有効

Severity of Alopecia Tool(SALT)スコア50以上の重症円形脱毛症に対する経口ヤヌスキナーゼ(JAK)阻害薬バリシチニブの効果を無作為化プラセボ対照第III相試験2件で検討(BRAVE-AA1試験、BRAVE-AA2試験)。BRAVE-AA1試験に654例、BRAVE-AA2試験に546例を…

円形脱毛症治療でのリトレシチニブとブレポシチニブの評価  両薬ともに24週で病変のトランスクリプトーム・プロファイルが改善

円形脱毛症(AA)の患者において、ヤヌスキナーゼ(JAK)3およびTEC(肝細胞がんで発現する)ファミリーキナーゼの阻害薬であるリトレシチニブと、チロシンキナーゼ2/JAK1阻害薬であるブレポシチニブが、病変頭皮のトランスクリプトーム(細胞内の全RNA)の…

扁平苔癬にルキソリチニブ外用薬が有効 Topical ruxolitinib as a treatment for cutaneous lichen planus: A phase II study

重要なポイント前向き第2相試験で、皮膚扁平苔癬(LP)にルキソリチニブの外用薬が有効であることが明らかになった。トランスクリプトーム解析により、LPはインターフェロンが関与する疾患であることが確認された。その結果、インターフェロンに刺激された遺…

ウパダシチニブ+TCS、日本人アトピー性皮膚炎患者への安全性確認

日本人のアトピー性皮膚炎(AD)の治療として、経口ヤヌスキナーゼ(JAK)阻害薬ウパダシチニブ+ステロイド外用薬(TCS)併用の安全性を検討した、京都府立医科大学の加藤 則人氏らによる第III相無作為化二重盲検試験「Rising Up試験」の24週の中間解析結果…

JAK阻害薬で癌と心血管のリスク上昇?

心血管危険因子が1つ以上あり、メトトレキサートで治療しても関節リウマチが活動期にある50歳以上の患者を対象に、JAK阻害薬トファシチニブによる主要有害心血管事象(MACE)および(悪性黒色腫でない皮膚がんを除く)がんのリスクを非盲検無作為化非劣性試…

アブロシチニブ(サイバインコⓇ)薬価収載のお知らせ

2021年11月25日、アトピー性皮膚炎に対する2つの経口JAK阻害薬も薬価収載された。ファイザーの「サイバインコ錠」(アブロシチニブ)とアッヴィの「リンヴォック錠」(ウパダシチニブ水和物)で、リンヴォックはアトピー性皮膚炎専用の30mg製剤が追加される…

円形脱毛症治療薬について(JAK阻害薬を中心に)

現在Phase 3進行中のBaricitinib(JAK1/2)とRitlecitinib(JAK3/TEC)ですが、どうやら効果・安全性ともにほぼ変わらなそうですね。全く同じようなプロフィールの薬ですと、Ritlecitinibが市場にでてくる必要があるかというと微妙になってきますね。同じくファ…

ファイザー アブロシチニブ(サイバインコⓇ)承認

このたび、弊社のヤヌスキナーゼ阻害剤「サイバインコ錠」(一般名:アブロシチニブ)の製造販売承認を 「既存治療で効果不十分なアトピー性皮膚炎」を適応症として取得いたしましたのでご報告申し上げます。 現時点では2週間の処方制限があるので、処方制…

アトピー性皮膚炎に対し、ウパダシチニブ(リンヴォックⓇ)が適応追加

本日2021年8月25日、アッヴィのリンヴォックがアトピー性皮膚炎に対し適応追加となりました。 ちなみに12歳から使えます。 2021年12月にはファイザーのアブロシチニブがアトピー性皮膚炎に対し適応追加となるため、アトピー性皮膚炎に対するJAK阻害薬は3剤…

アトピー性皮膚炎に対するウパダシチニブ(リンヴォックⓇ) vs デュピルマブ(デュピクセントⓇ)

デュピルマブとの直接比較試験で、皮疹と痒みを有意に改善 米・Oregon Medical Research CenterのAndrew Blauvelt氏らは、全身療法の対象となる中等症・重症の成人アトピー性皮膚炎患者692例を対象に、経口JAK阻害薬ウパダシチニブとヒトモノクローナル抗体…

「リンヴォック」使用上の注意を学会周知 「既存治療で効果不十分な関節症性乾癬」の適応追加に伴い

日本皮膚科学会はこのほど、同学会乾癬分子標的薬安全性検討委員会作成の「ウパダシチニブ(販売名:リンヴォック)の使用上の注意」をホームページで周知した。「既存治療で効果不十分な関節症性乾癬」の適応追加が2021年5月に承認されたことを受けてのもの…

アトピーのバリシチニブ、延長試験で長期投与の有効性確認

中等症ないし重症アトピー性皮膚炎の成人患者に用いるバリシチニブ長期投与の有効性を52週間二重盲検延長試験で検討(BREEZE-AD3試験)。BREEZE-AD1試験、BREEZE-AD2試験で16週間時に奏効または部分奏効[治験担当医師によるアトピー性皮膚炎の全般的重症度…

アトピー皮膚炎のウパダシチニブ単剤療法、P3で有効性確認 LANCET

中等症ないし重症アトピー性皮膚炎の青年と成人患者に用いるウパダシチニブ単剤1日1回投与)の効果を第III相無作為化二重盲検試験2件で検討[Measure Up 1試験(847例)、Measure Up 2試験(836例)]。16週時の湿疹面積・重症度指数75%以上改善(EASI-75)…

「リンヴォック錠」新規適応追加

この度、ヤヌスキナーゼ(JAK)阻害剤「リンヴォックⓇ錠 7.5mg・15mg」(一般名:ウパダシチニブ水和物)につきまして、「既存治療で効果不十分な関節症性乾癬」の効能又は効果の追加承認を取得いたしましたので、ここに謹んでご案内申し上げます。 製品情報…

バリシチニブでアトピー改善効果が長期持続 ヘルペス感染症、治療要する皮膚感染症の増加見られず

米・George Washington University School of MedicineのJonathan I. Silverberg氏らは、ステロイド外用薬で効果不十分な中等症~重症アトピー性皮膚炎の成人患者を対象に、経口ヤヌスキナーゼ(JAK)阻害薬バリシチニブの長期有効性を第Ⅲ相多施設二重盲検ラ…

新薬4製品を審議、承認了承 JAK阻害薬リンヴォックの乾癬適応など 薬食審・第二部会

厚生労働省の薬食審・医薬品第二部会は4月21日、新薬4製品の承認可否を審議し、いずれも承認することを了承した。この中には、JAK阻害薬オルミエント錠(一般名:バリシチニブ)に中等症以上の新型コロナウイルスによる肺炎の適応を追加すること(21日夜に…

オルミエント、SARS-CoV-2による肺炎に対する適応追加が承認

www.chemicaldaily.co.jp www.chemicaldaily.co.jp 審議から1週間足らずで承認とは、思ったよりも早かったですね。 // リンク

乾癬性関節炎にウパダシチニブが有効

非生物学的な疾患修飾性抗リウマチ薬の効果が不十分な乾癬性関節炎患者1704例を対象に、ヤヌスキナーゼ(JAK)阻害薬ウパダシチニブ(1日1回15mgまたは30mg経口投与)と腫瘍壊死因子α阻害薬アダリムマブの有効性および安全性を24週間の第III相無作為化試験で…