乾癬
アトピー性皮膚炎/尋常性乾癬における外用PDE4阻害薬の有効性を検討 本論文では、アトピー性皮膚炎(70例、女性52.9%)と尋常性乾癬(34例、男性58.8%)の患者を対象に、外用PDE4阻害薬の有効性および安全性を第2a相二重盲検無作為化試験で検討している。…
軽症~中等症アトピー性皮膚炎または尋常性乾癬患者において、開発中の外用PDE4阻害薬PF-07038124は、忍容性が良好で有効性に優れることが示された。米国・カリフォルニア大学サンディエゴ校のLawrence F. Eichenfield氏らが海外第IIa相無作為化二重盲検比較…
TRPV4が及ぼす乾癬への影響/機能阻害による治療薬開発の可能性を検討 群馬大学は6月8日、皮膚の表皮細胞や神経で発現するTRPV4が乾癬の皮疹の病態、重症度に重要な役割を果たしていることを明らかにしたと発表した。この研究は、同大大学院医学系研究科皮膚…
米・Swedish Medical Center/Providence St. Joseph Health and University of WashingtonのPhilip Mease氏らは、中等症~重症の活動性乾癬性関節炎(PsA)に対する経口チロシンキナーゼ(TYK)2/ヤヌスキナーゼ(JAK)1阻害薬brepocitinibの安全性と有効…
デンマーク・University of CopenhagenのMette Gyldenløve氏らは、中等症~重症の尋常性乾癬の患者46例を対象に、欧米で重症の慢性閉塞性肺疾患(COPD)に対する治療薬として用いられるホスホジエステラーゼ(PDE)4阻害薬roflumilast経口製剤の有効性と安全…
生物学的疾患修飾性抗リウマチ薬(bDMARD)による治療歴がない乾癬性関節炎患者において、ビメキズマブはプラセボと比較して、16週時の関節、皮膚、画像的な有効性アウトカムについて有意な改善が認められた。真菌感染の発現を含むビメキズマブの安全性プロ…
英・University of GlasgowのIain B. McInnes氏らは、生物学的製剤による治療歴のない乾癬性関節炎患者1,163例を対象に、抗インターロイキン(IL)-17抗体ビメキズマブの有効性と安全性を評価する第Ⅲ相ランダム化比較試験BE OPTIMALを実施。プラセボ投与群と…
新薬16成分20品目が11月16日、薬価収載された。このうち、乾癬治療薬・ソーティクツ錠6mg(ブリストル マイヤーズ スクイブ)や重症・難治性気管支喘息治療薬・テゼスパイア皮下注210mgシリンジ(アストラゼネカ)、ドラベ症候群に伴うてんかん発作治療薬・…
乾癬は、喫煙とは因果関係にあるが、アルコールの摂取とは関連しないという研究結果が、「British Journal of Dermatology」に6月28日掲載された。 アルコール摂取と喫煙は乾癬リスクと関連することが報告されている。しかし、それらの因果関係に関する質の…
ドイツ・University of AugsburgのDennis Freuer氏らは、炎症性腸疾患(IBD)、特にクローン病(CD)や潰瘍性大腸炎(UC)と、乾癬および乾癬性関節炎との関連の評価を目的に、ゲノムワイド関連研究(GWAS)のデータを解析。IBDは乾癬および乾癬性関節炎の危…
尋常性乾癬が体表面積の2-20%を占める2歳以上の慢性尋常性乾癬患者881例(平均年齢47.5歳、女性36.3%)を対象に、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)阻害薬roflumilastクリーム0.3%の有効性を第III相無作為化二重盲検対照多施設共同試験2件で検討(DERMIS-1、…
現在広く使われている麻酔薬リドカインの脊椎注射による硬膜外ブロックが、炎症性の皮膚疾患である乾癬に有効である可能性を示唆する小規模な予備的研究の結果がこのほど明らかになった。上海交通大学医学院(中国)のHonglin Wang氏らによる研究で、詳細は…
米国食品医薬品局(FDA)は8月3日、6歳以上の小児の乾癬性関節炎(PsA)に対し、ヒト型抗ヒトIL-12/23モノクローナル抗体製剤ウステキヌマブ(商品名ステラーラ、Janssen Biotech社)を承認した。2013年の成人PsAに対する承認から適応拡大された。 6-17歳のP…
Arcutis Biotherapeutics社は7月29日、12歳以上の間擦部位を含む尋常性乾癬治療薬として、同社のPDE-4阻害薬roflumilast0.3%クリーム(商品名ZORYVE)が米食品医薬品局(FDA)の承認を受けたと発表した。同社によれば、roflumilastクリームは尋常性乾癬の局…
英・Salford Royal NHS Foundation Trust/University of ManchesterのZenas Z. N. Yiu氏らは、約1万6,000例の乾癬患者を対象に5種類の生物学的製剤グセルクマブ、イキセキズマブ、セクキヌマブ、ウステキヌマブ、アダリムマブの有効性および安全性の代理指…
乾癬における全身性治療薬の、投与中止後の再発までの期間について、フランス・CHU PoitiersのMarie Masson Regnault氏らがシステマティックレビューの結果、生物学製剤は経口全身性薬剤よりも、中止後の再発までの期間が長いこと、生物学的製剤の中ではIL-2…
京大ほか、研究成果は、「The Journal of Allergy and Clinical Immunology」にオンライン掲載 男性より女性で乾癬の罹患率・重症度「低」、その分子メカニズムは不明だった 京都大学は5月17日、エストラジオールが、好中球やマクロファージなどの免疫細胞の…
日本皮膚科学会はこのほど、乾癬治療薬「アダリムマブBS」の適正使用に関する指針をホームページに掲載した。既存治療で効果不十分な尋常性乾癬、関節リウマチなど先行品と同様の適応だが、壊疽性膿皮症、化膿性汗腺炎は適応外。製剤に関する臨床試験結果な…
尋常性乾癬患者957例(追跡来院件数4398件)を対象に、環境大気汚染への短期曝露による乾癬再燃(フレア)のリスクを観察試験(症例クロスオーバーおよび横断的デザイン)で検討。3-4カ月の期間に連続する2回の評価で、乾癬面積重症度指数(PASI)5点以上増…
欧州系の英国バイオバンク参加者50万人を対象に、遺伝的リスクと生活習慣リスクの組み合わせと乾癬の発症リスクの関連を前向きコホート研究で検討。遺伝的リスクを低リスク、中リスク、高リスクに分類し、BMI、喫煙、運動、食生活の因子から算出した生活習慣…
2022年4月20日、『ビンゼレックス皮下注160mgシリンジ、ビンゼレックス皮下注160mgオートインジェクター』 が発売となりました。 【収載薬価】 ビンゼレックス皮下注160mgシリンジ:156,587円 ビンゼレックス皮下注160mgオートインジェクター:156,820円 乾…
開発中の急性期GPP治療薬で、IL-36を阻害するヒト化抗体 独ベーリンガーインゲルハイムは3月28日、急性期の膿疱性乾癬(汎発型)(Generalized Pustular Psoriasis:GPP)患者に対するスペソリマブの第2相臨床試験であるEffisayil(TM) 1試験の新たなデータを…
ヒト化抗ヒトIL17A/IL-17Fモノクロ―ナル抗体製剤 「ビンゼレックス 皮下注160mg シリンジ/オートインジェクター [一般名:ビメキズマブ(遺伝子組換え)]」 が承認されました。 乾癬に適応を持つバイオとしては11剤目となります。
膿疱性乾癬(汎発型)(GPP)の治療において、ヒト化抗インターロイキン-36受容体モノクローナル抗体であるspesolimabはプラセボと比較して、投与後1週の時点での膿疱や皮膚症状の消失割合が高いが、感染症や全身性薬物反応の発現が認められることが、フラン…
米・Icahn School of Medicine at Mount SinaiのMark G. Lebwohl氏らは、軽度〜重度の尋常性乾癬患者約500例を対象に、アリル炭化水素受容体(AhR)を標的としたtapinarofの有効性および安全性を評価する2つの第Ⅲ相多施設共同二重盲検ランダム化比較試験(RC…
第III相試験DISCOVER-2に参加した生物学的製剤による治療歴がない活動性乾癬性関節炎(PsA)患者739例を対象に、グセルクマブの長期有効性と安全性を検討。参加者をグセルクマブ投与と0-24週時のプラセボ投与後100週時までのグセルクマブ投与の2群に無作為化…
ブリストル・マイヤーズ スクイブ(BMS)は11月30日、経口投与できるチロシンキナーゼ2(TYK2)阻害薬デュークラバシチニブを日本で承認申請したと発表した。予定適応は尋常性乾癬、膿疱性乾癬、乾癬性紅皮症。TYK2阻害薬の国内申請は今回が初めてで、同剤が…
9月27日(月)に、コセンティクス(一般名:セクキヌマブ)が新たに「既存治療で効果不十分な尋常性乾癬、関節症性乾癬、膿疱性乾癬」において6歳以上の小児に対する用法及び用量に関して、追加承認を取得致しました。 「体重50kg未満の患者には1回75㎎を、…
アッヴィ合同会社は9月22日、ヒト化抗ヒトIL-23p19モノクローナル抗体製剤・スキリージ(一般名:リサンキズマブ(遺伝子組換え))ついて、150mg/mLプレフィルドシリンジとペン型製剤の承認を取得した。これまでは75mgのシリンジ製剤のみで、治療時に、2…
乾癬の生物学的製剤による治療に、肥満症や糖尿病既往は、どの程度の影響を与えるのか。米国・Eastern Virginia Medical SchoolのClinton W. Enos氏らによる検討で、肥満は、PASI75およびPASI90の達成率を25~30%減少することなどが示された。乾癬は併存す…