デルマニアのブログ

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とある皮膚科医のブログです。

2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

円形脱毛症リスク、地毛の色で有意差

円形脱毛症と地毛の色には有意な関連がみられ、より暗い色(黒髪や暗褐色の髪)のほうが有意にリスクが高い。米国・ウェストバージニア大学のAhmed Yousaf氏らが、英国の白人種男女を対象とした適合ケースコントロール試験の結果を報告した。円形脱毛症は、…

ダニ舌下免疫療法の効果予測因子

はじめに アレルギー性鼻炎の治療法としては、抗原の除去・回避とともに、薬物療法、アレルゲン免疫療法、手術療法があります。このうち、臨床的な治癒が期待できる治療法はアレルゲン免疫療法です。アレルゲン免疫療法の投与ルートには、皮下注射法や舌下法…

コレクチム軟膏小児適応など承認

▽コレクチム軟膏0.25%、同軟膏0.5%(デルゴシチニブ、日本たばこ産業):「アトピー性皮膚炎」を効能・効果とし、同軟膏0.25%は新用量・剤形追加に係る医薬品。同軟膏0.5%は新用量医薬品。再審査期間は残余(2028年1月22日まで)。 外用JAK阻害薬。今回…

NO2曝露増加で成人男性のアトピー性皮膚炎リスク上昇

オーストラリアのTasmanian Longitudinal Health Studyの参加者3153例を対象に、環境大気汚染と湿疹の関連を成人コホートで検討。43歳時と53歳時の居住地住所から、環境大気汚染曝露(幹線道路からの距離、NO2、PM2.5)、湿疹の発生率(43歳以降の発生)およ…

英AZの新型コロナワクチン、南ア型に効果なし、現地治験で有効率10% 南ア、代わりにJ&Jワクチンを採用

英アストラゼネカ(AZ)の新型コロナウイルスワクチンが、南アフリカ型変異株にほとんど効果がないとする臨床試験結果が報告された。南アの公的研究機関などが行った2000人規模の臨床試験で、南ア型に対する発症予防効果は約10%にとどまった。医学…

遺伝性血管浮腫治療薬「ラナデルマブ」を国内申請

武田薬品、日本で診断された患者は約450人だが、実際はその5倍程度にのぼると推計 武田薬品工業は12日、日本で遺伝性血管浮腫(HAE)の治療薬「ラナデルマブ」(一般名、海外製品名「タクザイロ」)の製造販売承認申請を行ったと発表した。同社の国際戦…

JAK阻害剤が円形脱毛症に効果 米イーライリリー、P3で有効性を確認

JAK阻害剤が円形脱毛症に効果 米イーライリリーは、JAK阻害剤「バリシチニブ」(製品名・オルミエント)の円形脱毛症への第3相臨床試験(P3)で有効性を確認したと発表した。円形脱毛症への効果を確認した初の臨床試験。日本も参加した。 米国、日…

ミノキシジル内服による安全性

AGA

脱毛治療に用いる低用量経口ミノキシジル(LDOM)の安全性について、多施設共同大規模コホートにおける研究結果が報告された。スペイン・Ramon y Cajal University HospitalのS. Vano-Galvan氏らが1,404例を対象とした検討の結果、全身性の有害事象はまれで…

ペムブロリズマブ、TMB-High固形がんに国内承認申請/MSD

MSDは、2021年3月11日、抗PD-1抗体ペムブロリズマブ (商品名:キイトルーダ)について、がん化学療法後に増悪した進行・再発の腫瘍遺伝子変異量高スコア(TMB-High)を有する固形がんに対する製造販売承認事項一部変更承認申請を行った。がん種横断的に共通…

書籍批評「研修医のための金融リテラシー講座」

「研修医のための金融リテラシー講座 知らないあなたは将来損をする!」大山一也定価: ¥ 1,320 #大山一也 #本 #BOOK #ビジネス #経済 #レビュー 知らないあなたは将来損をする!研修医のための金融リテラシー講座 ★★★★☆ 不動産事業を主とする株式会社トライ…

ファイザーの新型コロナワクチン、変異株への中和作用を確認 /NEJM

PfizerとBioNTechによる新型コロナウイルスのmRNAワクチン「BNT162b2」は、英国、南アフリカ、ブラジルに検出された変異株に対しても中和作用があることが確認されたという。 https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMc2102017 コメント: これは朗報です…

新型コロナ、感染リスクが高まる行動/CDC

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック発生後、感染防止のため、医薬品以外におけるさまざまなアプローチが検討・推奨されてきた。このうち感染防止に実際に有効なアプローチを観察研究で特定した研究が米国疾病予防管理センター(CDC)サイト…

乾癬治療薬ビメキズマブを国内申請 IL-17AとIL-17Fを選択的に阻害 UCB

乾癬治療薬ビメキズマブを国内申請 IL-17AとIL-17Fを選択的に阻害 UCB ユーシービー(UCB)ジャパンはこのほど、重要な炎症性サイトカインのIL-17AとIL-17Fをともに選択的に阻害するヒト化モノクローナルIgG1抗体ビメキズマブ(一般名)について、既存治療…