2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧
スイス・ロシュは29日、中外製薬が創製した抗体医薬「アクテムラ」を新型コロナウイルス感染症治療薬として開発する臨床試験で、主要評価項目を達成しなかったと発表した。重症患者を対象に欧米で行った試験で、肺炎症状や死亡率を有意に改善するデータが…
アトピー性皮膚炎、気管支喘息、鼻茸を伴う好酸球性副鼻腔炎へ適応を持つデュピクセントの治験状況です。 デュピルマブは現在、・結節性痒疹・慢性特発性蕁麻疹・水疱性類天疱瘡・好酸球性食道炎・COPDに対しいずれも第3相治験中です。 https://www.sanofi.…
尋常性乾癬患者331例を対象に、PDE-4阻害薬roflumilastクリームの効果を第IIb相試験で検証した(ARQ-151 201試験)。 その結果、6週時に治験責任医師が判定した全般的評価(IGA)の「消失」または「ほぼ消失」達成率は基剤クリーム群8%、rofulumilast 0.3%…
慢性手湿疹の治療管理は依然として課題があり、効果的な局所治療はステロイド外用薬に限られている。 ドイツ、カナダ、デンマークの研究チームは、ヤヌスキナーゼ(Janus kinase:JAK)阻害薬であるデルゴシチニブ軟膏の慢性手湿疹患者における有効性と安全…
厚生労働省は21日、子宮頸(けい)がんを予防する「HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチン」の9価ワクチンを新たに薬事承認した。ウイルスのさまざまな型のうち9種類を対象にしている。厚労省は今後、接種費用を公費で賄う定期接種化を検討するが、…
アトピー性皮膚炎の治療において、nemolizumabと外用薬の併用は、プラセボと外用薬の併用に比べそう痒が大幅に減少し、湿疹面積・重症度指数(EASI)スコアや皮膚科学的生活の質指数(DLQI)も良好であるが、注射部位反応の発現率はnemolizumabで高いことが…
中等症~重症アトピー性皮膚炎(AD)に対する、1日1回服用の経口JAK1阻害薬abrocitinibの、第III相プラセボ対照無作為化試験の結果が発表された。米国・ジョージ・ワシントン大学のJonathan I. Silverberg氏らによる報告で、12歳以上の同患者における有効性…
そう痒誘発性サイトカインIL-31とそのレセプターの結合を競合的に阻害 マルホ株式会社は7月9日、ネモリズマブについて、アトピー性皮膚炎に伴うそう痒を対象に日本国内で実施した第3相臨床試験(比較試験)の結果が、「The New England Journal of Medicine…
セルメチニブ、神経線維腫症1型における希少疾病用医薬品に指定 AZ、「SPRINT試験」のP1/2でORRは66%示す MEK1/2阻害剤、小児患者対象のP1/2試験で客観的奏効率66% アストラゼネカ株式会社は6月22日、セルメチニブ硫酸塩(以下、セルメチニブ)が希少遺伝性…
エーザイとGlobal Coalition for Adaptive Research(GCAR)は7月1日、米ピッツバーグ大学・メディカルセンター(UPMC)と共同で、中・重度のCOVID-19の治療薬を創出する革新的アダプティブデザインによる臨床試験のサブスタディーとなる「REMAP-COVID」を開…
米国食品医薬品局(FDA)は新型コロナウイルスワクチンの臨床開発や承認に関する指針を公表した。正式承認するには十分な規模の被験者を集め偽薬(プラセボ)を対照に置く比較試験の必要性を指摘し、接種群がプラセボに比べて少なくとも50%以上発症や…
中外製薬の奥田修社長は、化学工業日報などの取材に対し、抗体医薬「アクテムラ」の新型コロナウイルス感染症に向けた適応拡大について「年内を目指す考えに変わりはない」と語った。日本では感染者数が減り、一部治験では患者の確保が難しくなっている。そ…
厚生労働省の薬食審・医薬品第二部会は2020年5月28日、新規6薬剤を承認しました。 皮膚科ではチルドラキズマブと、アダリムマブのバイオシミラーが関係しています。 ▽イルミア皮下注100mgシリンジ(チルドラキズマブ(遺伝子組換え)、サンファーマ):「…
2020/6/24に発売となったコレクチム軟膏ですが、 2020/7/4現在の海外の治験状況のまとめです。 ・海外臨床試験/円形脱毛症患者:31例を対象にした多施設共同,ランダム化,二重盲検,vehicle 対照試験 ・海外臨床試験/眉の円形脱毛症患者:13例を対象とし…