2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧
カルシニューリン阻害外用薬(TCI)の発がんリスクを系統的レビューとメタ解析で検討。TCI(タクロリムスやpimecrolimusなど)と発がんの関連性を非活性対照薬(nonactive comparator control)または外用コルチコステロイド対照薬と比較した観察研究11件の…
厚生労働省の薬食審・医薬品第二部会は4月21日、新薬4製品の承認可否を審議し、いずれも承認することを了承した。この中には、JAK阻害薬オルミエント錠(一般名:バリシチニブ)に中等症以上の新型コロナウイルスによる肺炎の適応を追加すること(21日夜に…
www.chemicaldaily.co.jp www.chemicaldaily.co.jp 審議から1週間足らずで承認とは、思ったよりも早かったですね。 // リンク
ロシュ社(スイス)は4月12日付のプレスリリースで、新型コロナウイルス感染者との家庭内での濃厚接触者を対象に、中和抗体カクテル療法によるCOVID-19発症リスクおよび負担軽減を評価した第III相臨床試験(REGN-COV 2069試験)において、良好な結果を確認し…
MSD日本法人は4月20日に開いた年次会見で、軽症から中等症の新型コロナウイルス感染症治療薬として開発中の経口抗ウイルス薬・MK-4482(開発コード、一般名:molnupiravir)について、4月中に日本を含む国際共同第3相試験を開始すると発表した。同社の白…
IL-31の産生に転写因子EPAS1が重要な役割 九州大学は4月15日、アトピー性皮膚炎の主要なかゆみ惹起物質IL-31の産生を抑制する低分子化合物を世界に先駆けて開発したと発表した。この研究は、同大生体防御医学研究所の福井宣規主幹教授、宇留野武人准教授、國…
IgE阻害薬オマリズマブ(商品名:ゾレア)はアトピー性皮膚炎、蕁麻疹などのそう痒症に有効である。がん領域におけるそう痒関連皮膚有害事象(paCAE)は、免疫チェックポイント阻害薬や抗HER2薬で多くみられる。これらの薬剤による難治性paCAEを伴うがん患者…
非生物学的な疾患修飾性抗リウマチ薬の効果が不十分な乾癬性関節炎患者1704例を対象に、ヤヌスキナーゼ(JAK)阻害薬ウパダシチニブ(1日1回15mgまたは30mg経口投与)と腫瘍壊死因子α阻害薬アダリムマブの有効性および安全性を24週間の第III相無作為化試験で…
米ファイザー製の新型コロナウイルスワクチン接種後の副反応は、65歳以上の高齢者では発生率が大幅に低いとする健康調査の中間報告を厚生労働省研究班がまとめた。37・5度以上の発熱は、全体では38%に起きたが、高齢者は9%と4分の1にとどまった…
新型コロナワクチンChAdOx1 nCoV-19(AZD1222)について、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の新たな変異株であるB.1.1.7系統への中和活性は同系統以外の変異株との比較において低いことがin vitroにおいて示されたが、変異株B.1.1.7に対する臨床的有効率は7…
米製薬大手ファイザーと独ビオンテックは1日、共同開発した新型コロナウイルスワクチンの発症を防ぐ効果が半年後も91・3%だったと発表した。また南アフリカの変異株にも効果があるという結果も同時に公表した。 臨床試験の参加者約4万6千人を追跡調査したと…
アトピー性皮膚炎の治療に用いる経口ヤヌスキナーゼ1(JAK1)阻害薬abrocitinibの効果を第III相二重盲検試験で検討。外用薬無効または全身療法を要するアトピー性皮膚炎患者838例をabrocitinib 200mg群、同100mg群、デュピルマブ群、プラセボ群に(2対2対2対…