背景 結節性痒疹(PN)は、激しい痒みと結節形成を特徴とする慢性炎症性皮膚疾患であり、患者のQOLに大きな影響を及ぼす。症状と疾患の進行の両方に対処する効果的な治療法には、いまだ満たされていないニーズがある。 目的 中等症から重症のPN参加者を対象…
認知症の発症と進行には神経炎症が関連しており、神経向性ウイルスが認知症の発症や進行の一因となっている可能性が指摘されている。今年に入って、帯状疱疹ワクチンが認知症発症を予防する可能性があるとの報告1)があったが、同じ米国・スタンフォード大学…
アトピー性皮膚炎患者にとって入浴は判断の難しい問題であり、毎日の入浴が症状の悪化を引き起こすのではないかと心配する人もいる。こうした中、新たなランダム化比較試験で、入浴の頻度が毎日でも週に1~2回でも、入浴がアトピー性皮膚炎の症状に与える影…
■この記事のポイント 本第3相無作為化二重盲検プラセボ対照試験(THRIVE-AA2試験)では、重度慢性円形脱毛症(AA)の成人患者に対する経口選択的JAK1/2阻害薬deuruxolitinibの有効性と安全性が評価された。 24週時点で主要評価項目のSALTスコア20以下を達成…
■この記事のポイント 中等症から重症の尋常性乾癬の成人および青年を対象とした第III相試験で、経口icotrokinraによってプラセボと比較して皮疹が有意に消失した。 治療16週時点で、icotrokinra群の65%がIGA 0/1(ほぼ消失)を達成し、50%がPASI 90(90%以上…
・乾癬患者の病変部表皮において、脂肪酸トランスロカーゼCD36の発現が著しく増加しており、病気の重症度と正の相関が認められた。 ・ケラチノサイト特異的CD36ノックアウトマウスやCD36阻害薬(sulfosuccinimidyl oleate)を用いた局所治療により、IMQ誘導…
肝疾患関連の皮膚瘙痒症は重度であり、従来の治療に対して抵抗性があることが多く、様々な病因による胆汁うっ滞性状態に起因することが一般的です。中等度から重度の肝性瘙痒症治療におけるインターロイキン-4Rαモノクローナル抗体拮抗薬であるデュピルマブ…
新しい研究によると、免疫療法開始から100日以内にCOVID-19 mRNAワクチンを接種した進行性肺がんまたは皮膚がん患者は、接種しなかった患者よりもかなり長生きしました。 フロリダ大学およびテキサス大学MDアンダーソンがんセンターの科学者たちは、この成果…
研究の背景:減塩または食塩の置き換えにより心血管リスクが低減 今回取り上げる論文の筆頭著者であるHannah Greenwood氏は、BPsychSc (Hons)という聞きなれない称号を持つ。調べてみると英語圏、特にオーストラリアや英国で授与されるBachelor of Psycholog…
脱毛症とJAK1機能獲得型変異の関連は報告がなかった 国立成育医療研究センターは10月17日、一般的な治療では改善が難しい重症アトピー性皮膚炎、脱毛症、自己免疫性甲状腺疾患を発症した患者において、新しいJAK1遺伝子変異を発見し、この遺伝子変異によりJA…
厚生労働省は9月19日、新有効成分含有医薬品12製品を承認した。この中にはノバルティスファーマの転移性去勢抵抗性前立腺がん(mCRPC)に対するPSMAを標的とした放射性リガンド療法(RLT)・プルヴィクト静注や、日本ベーリンガーインゲルハイムのHER2遺伝…
はじめに 経皮感作によるピーナッツアレルギーのリスクはどの程度か ピーナッツアレルギーは欧州では小児の1-2%に認められ、重篤なアナフィラキシーを引き起こす可能性のある重要な食物アレルギーです。日本の有病率は1%未満と少ないものの1)、近年、食物…
日本たばこ産業(JT)と鳥居薬品は10月10日、共同開発した芳香族炭化水素受容体(AhR)調節薬・タピナロフクリーム0.5%(開発コード:JTE-061)について、JTが2歳以上12歳未満の小児アトピー性皮膚炎を対象疾患に承認申請したと発表した。国内で実施し…
■この記事のポイント cosibelimabは米国FDAによって転移性または局所進行の皮膚扁平上皮がんに対し承認された、PD-L1阻害薬である。 転移性CSCC群(追跡期間中央値29.3カ月)でORR 50.0%(完全奏効12.8%)、局所進行CSCC群(追跡期間中央値24.1カ月)でORR…
- 研究の問い: 重度の円形脱毛症(AA)に対する効果的な経口JAK阻害薬の選択肢が限定的であり、直接的な比較試験が不足しているため、治療選択の根拠を強化する必要がある。 - 方法: FDA、EMA、MHRA承認済みの薬剤および用量(バリシチニブ2mgおよび4mg、リ…
中等症ないし重症の尋常性乾癬患者を対象に、標的経口ペプチドicotrokinra(JNJ-77242113)の有効性および安全性を2件の第III相無作為化プラセボおよび実薬(デュークラバシチニブ)対照試験で検討(ICONIC-ADVANCE 1試験および2試験)。ICONIC-ADVANCE 1試…
■この記事のポイント 尋常性白斑患者に対する経口ヤヌスキナーゼ阻害薬(JAKi)は、89.6%の患者で色素再沈着が確認されるなど、高い有効性を示した。 年齢や過去の光線療法歴、6カ月以上の長期投与が治療反応に対する独立した予測因子であった。 背景 経口…
■この記事のポイント この第3相試験により、JAK1阻害薬であるivarmacitinibが重症の円形脱毛症患者に有意な発毛効果をもたらすことが示された。 1日1回投与のivarmacitinibは用量依存的に有効性を示し、特に8mg投与群ではプラセボ群と比較して有意に高い効果…
■この記事のポイント 中等度から重度の尋常性乾癬患者に対して新規TYK2阻害薬D-2570は、PASI 75/90/100およびsPGA 0/1の達成率がプラセボ群に比べて有意に高かった。 D-2570は忍容性が高く、ほとんどの副作用は軽度または中等度であり、安全性プロファイルも…
■この記事のポイント 切除不能な進行悪性黒色腫の一次治療として、レンバチニブ+ペムブロリズマブをプラセボ+ペムブロリズマブと比較した。 初期解析では無増悪生存期間(PFS)の有意な延長が認められたが、最終解析ではその効果は維持されず、全生存期間…
高齢者のアトピー性皮膚炎(AD)の世界的な疾病負荷は大きく、2050年まで増加し続けると予想されるという研究結果が、「Frontiers in Public Health」に4月1日掲載された。 重慶医科大学附属第一医院(中国)のYi Ou氏らは、1990年から2021年までの高齢者に…
コーセーは、アビアランスビューティークリニックと共同で、シミ取りレーザーの治療効果が、表皮の基底膜の凹凸度合い(起伏の大きさ)で変化することを発見したと発表した。レーザー治療の効果を事前に判断する一助となる。紫外線対策などの日常的なスキン…
米国国立衛生研究所(NIH)・国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のPeiying Ye氏らの研究チームは、ZAP70遺伝子に病的な変異を認め、β-ヒトパピローマウイルス(β-HPV)のゲノム組み込みを伴い、再発を繰り返す切除不能な浸潤性皮膚扁平上皮がん(SCC)を含…
■この記事のポイント 生後9週未満の乳児を対象とした本研究では、毎日保湿剤を塗布することで24カ月時点でのアトピー性皮膚炎の累積発生率が減少した。 高リスクではない乳児群において、保湿剤によるアトピー性皮膚炎の予防効果がより顕著であった。 家庭に…
肝斑(melasma)は、顔面に左右対称に現れる褐色斑を特徴とする後天性の色素沈着疾患で、紫外線曝露やホルモンバランスなどの複数の因子が関与するとされる。外用療法が治療の主軸とされる一方で、効果が不十分で再発しやすく、長期的な管理が求められる。タ…
抗原の皮膚暴露がIgE感作を促進の可能性、その分子メカニズムは不明だった 東京大学は7月3日、皮膚において産生されるプロスタグランジンD2(PGD2)が、免疫細胞のCRTH2受容体を刺激して、アレルギーを発症するIgE抗体の産生(感作)を促進する仕組みを明ら…
- 研究の問い:中等度から重度のアトピー性皮膚炎(AD)患者において、JAK阻害剤使用が心血管安全性、特に血栓塞栓症リスクに与える影響を評価すること。 - 方法:TriNetXグローバルデータベースを用い、JAK阻害剤とデュピルマブ(n=1006)、メトトレキサー…
背景 これまでの研究で、結節性痒疹(PN)の発症に遺伝的危険因子が関与していることが示唆されているが、具体的な変異体についてはほとんど知られていない。われわれは、大規模なゲノムワイド関連研究(GWAS)を実施することにより、どの遺伝子変異が結節性…
- 研究の問い:アトピー性皮膚炎(AD)が慢性腎臓病(CKD)の進行に関連しているかを明らかにする。 - 方法:台湾の全国健康保険研究データベースを用い、2000年から2008年の間にADと診断された15,179人(対象群)と、年齢・性別を一致させたADを持たない60,…
重要性 気候変動と汚染は主要な健康上の脅威であり、環境によって影響を受けるアトピー性皮膚炎のような一般的な疾患の負担を悪化させる可能性がある。 目的 環境要因とアトピー性皮膚炎の転帰との関連に関するエビデンスの確実性を要約し、評価すること。 …