デルマニアのブログ

デルマニアのブログ

とある皮膚科医のブログです。

オテズラで「局所療法で効果不十分な掌蹠膿疱症」の適応追加を一変申請 アムジェン

アムジェンは5月10日、経口PDE4阻害薬・オテズラ錠(一般名:アプレミラスト)について、局所療法で効果不十分な掌蹠膿疱症(PPP)の適応追加を一変申請したと発表した。オテズラは現在、▽局所療法で効果不十分な尋常性乾癬、▽乾癬性関節炎、▽局所療法で効…

マヨネーズをオリーブ油にすると認知症死亡が14%低下

オリーブ油の摂取と認知症関連死亡との関連はわかっていない。今回、米国・Harvard T.H. Chan School of Public HealthのAnne-Julie Tessier氏らが、9万人超の前向きコホート研究を実施したところ、オリーブ油を1日7g超摂取する人は、まったく/ほとんど摂取…

重症下肢虚血の細胞治療に新たな動き

重症下肢虚血に対する細胞治療に、新たな動きが出てきた。順天堂大学は自家末梢血単核球分画を短期間培養するプロトコールで、良好な成績を上げている。兵庫医科大学は、より強い血管新生作用を得るため、投与した細胞を局所にとどめる「足場」を併用した医…

クラミジアワクチン、初期臨床試験で好成績

STD

クラミジアワクチンに関する初期の臨床試験において、ワクチン接種者に免疫反応が誘導され、安全性も確認されたことが報告された。研究者の間では、将来、このワクチンが性感染症(STI)の蔓延を抑えるのに役立つことへの期待が高まっている。Statens Serum …

酒さにおける持続性紅斑と潮紅の治療に対するエレヌマブ:非ランダム化比較試験

背景 酒さにおける紅斑と潮紅の治療は困難である。カルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)は酒さの病態と関連しており、CGRP経路の阻害がこの疾患のある特徴を改善する可能性がある。酒さに伴う紅斑と潮紅の治療に対する抗CGRP受容体モノクローナル抗体であ…

1~4歳児のピーナツアレルギーに対する舌下免疫療法は安全かつ有効 米研究より

1~4歳児のピーナツアレルギーに対する舌下免疫療法(sublingual immunotherapy;SLIT)は、安全かつ効果的に脱感作が得られ、またその効果は本療法終了後も3カ月は維持されることを明らかにしたランダム化比較試験の結果が、「The Journal of Allergy and C…

アトピー性皮膚炎「デュピルマブ」の治療効果、経過の層別化で予測可能に 理研ほか、研究成果は、「Journal of the European Academy of Dermatology and Venereology」にオンライン掲載

抗インターロイキン(IL)-4/13受容体抗体デュピルマブは、アトピー性皮膚炎の根本治療薬として期待される一方、投与後に顔面の紅斑が残存する難治症例も報告されている。理化学研究所情報統合本部先端データサイエンスプロジェクトの芦崎晃一氏らは、人工…

アトピー治療中の紅斑に関連する因子を特定 AIモデルでデュピルマブ治療効果を高精度に予測!

抗インターロイキン(IL)-4/13受容体抗体デュピルマブは、アトピー性皮膚炎の根本治療薬として期待される一方、投与後に顔面の紅斑が残存する難治症例も報告されている。理化学研究所情報統合本部先端データサイエンスプロジェクトの芦崎晃一氏らは、人工…

尋常性ざ瘡(ニキビ)に対するバクテリオファージ療法、臨床試験開始 大阪公立大、試験の詳細はjRCT(jRCTs051230164)に記載

抗菌薬の代替治療法の一つとして注目されるファージ療法 大阪公立大学は1月18日、尋常性ざ瘡(ニキビ)患者を対象としたバクテリオファージ療法に関する臨床試験を開始することを発表した。この研究は、同大大学院医学研究科皮膚病態学の鶴田大輔教授、立石…

食物アレルギーに画期的な治療薬が登場か FDA approves omalizumab: Groundbreaking treatment for food allergies, including peanuts

米国食品医薬品局(FDA)は2003年、注射用オマリズマブ(ゾレア)を中等度から重度の持続性アレルギー性喘息の治療薬として承認した。2024年2月16日、オマリズマブは、免疫グロブリンEを介する食物アレルギーを経験する1歳以上の患者において、アナフィラキ…

実験段階の薬が腎臓病治療に大きな前進をもたらす? 透析が時代遅れの治療法になる可能性も

実験段階にある腎臓病の治療薬「BI 690517」によって腎障害により悪化した尿中マーカーが有意に改善することが、米ワシントン大学腎臓病学臨床教授のKatherine Tuttle氏らが実施した同薬の第2相臨床試験で示された。慢性腎臓病(CKD)患者にBI 690517を投与…

HPV自己検査キット郵送:子宮頸がん検診受診率への影響は?

米国で女性3万1355例(平均年齢45.9歳)を対象に、郵送でのヒトパピローマウイル(HPV)自己採取キット提供による子宮頸がん検診受診率の改善効果を無作為化試験で検討。郵送方法はキットを直送するダイレクトメール方式または要請に基づき送付するオプトイ…

薬剤性過敏症症候群、国際的コンセンサスを策定

薬剤性過敏症症候群(DRESS:Drug Reaction with Eosinophilia and Systemic Symptoms)の重症度評価と治療に関する国際的なコンセンサスを策定する研究結果が、スイス・チューリヒ大学病院のMarie-Charlotte Bruggen氏らにより報告された。DRESSは、発現頻…

米国皮膚科学会がにきび治療ガイドラインを改訂

米国皮膚科学会(AAD)が、2016年以来、改訂されていなかった尋常性ざ瘡(にきび)の治療ガイドラインを改訂し、「Journal of the American Academy of Dermatology(JAAD)」1月号に公表した。本ガイドラインの上席著者で、AADの尋常性ざ瘡ガイドラインワー…

ニボルマブ、切除不能な進行・再発上皮系皮膚悪性腫瘍の効能追加承認/小野・BMS

小野薬品工業とブリストル マイヤーズ スクイブは2024年2月9日、小野薬品が、ニボルマブ(商品名:オプジーボ)について、根治切除不能な進行・再発の上皮系皮膚悪性腫瘍に対する効能又は効果の追加に係る製造販売承認事項一部変更承認を取得したと発表。 今…

アトピー性皮膚炎薬ジファミラスト、好塩基球のIL-4産生阻害で効果

東京医歯大ほか、研究成果は、「Journal of Investigative Dermatology」にオンライン掲載 2021年承認のPDE4阻害薬、治療効果の詳細メカニズムは不明だった 東京医科歯科大学は10月13日、アトピー性皮膚炎の治療薬ジファミラストが希少な免疫細胞である好塩…

アトピー/乾癬、外用PDE4iは安全かつ有効

アトピー性皮膚炎/尋常性乾癬における外用PDE4阻害薬の有効性を検討 本論文では、アトピー性皮膚炎(70例、女性52.9%)と尋常性乾癬(34例、男性58.8%)の患者を対象に、外用PDE4阻害薬の有効性および安全性を第2a相二重盲検無作為化試験で検討している。…

抗真菌薬の過剰処方が薬剤耐性真菌感染症増加の一因に

米国では、医師が皮膚症状を訴える患者に外用抗真菌薬を処方することが非常に多く、それが薬剤耐性真菌感染症の増加の一因となっている可能性のあることが、米疾病対策センター(CDC)のJeremy Gold氏らによる研究で示唆された。この研究結果は、「Morbidity…

悪性黒色腫への個別化mRNAワクチン+ペムブロリズマブの効果は?(KEYNOTE-942)/Lancet

完全切除後の高リスク悪性黒色腫に対する術後補助療法として、個別化mRNAがんワクチンmRNA-4157(V940)とペムブロリズマブの併用療法は、ペムブロリズマブ単剤療法と比較し、無再発生存期間(RFS)を延長し、安全性プロファイルは管理可能であった。米国・L…

GLP-1作動薬で甲状腺がんリスク上昇 RCT 64件のメタ解析

グルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)受容体作動薬は2型糖尿病の治療薬として広く使用され、最近では肥満症を適応とする新薬も登場するなど注目を集めているが、以前から甲状腺がんリスクの存在が指摘されている。イタリア・University of FlorenceのGiovanni A.…

開発中の外用PDE4阻害薬、アトピー性皮膚炎・尋常性乾癬に有望

軽症~中等症アトピー性皮膚炎または尋常性乾癬患者において、開発中の外用PDE4阻害薬PF-07038124は、忍容性が良好で有効性に優れることが示された。米国・カリフォルニア大学サンディエゴ校のLawrence F. Eichenfield氏らが海外第IIa相無作為化二重盲検比較…

リンヴォック錠で日本リウマチ学会が注意喚起 全例市販後調査でニューモシスチス・イロベチイ肺炎および間質性肺炎の死亡例

日本リウマチ学会はこのほど、関節リウマチ患者における「ウパダシチニブ」(販売名:リンヴォック錠)使用中のニューモシスチス肺炎(PCP)および間質性肺炎(IP)発症に関して注意喚起する文書をホームページに掲載した。市販後全例調査により重篤有害事象…

食物アレルギーの経口免疫療法 「超微量」から食べると安全で効果的

食物アレルギーの原因になる食物を毎日少しずつ取ることで、食べられるようにする「経口免疫療法」。アナフィラキシーと呼ばれる重篤な副反応が起こる場合があるため、日本では一般診療として推奨されていないが、国立成育医療研究センターのチームが「安全…

胃酸抑制薬の長期使用が酒皶発症に関連 韓国・国民健康保険請求データの解析

韓国・Kangwon National University HospitalのJi Hyun Kim氏らは、同国の国民健康保険サービス・全国サンプルコホート(NHIS-NSC)のデータを用い、胃酸抑制薬として広く用いられているプロトンポンプ阻害薬(PPI)およびH2受容体拮抗薬(H2ブロッカー)と…

尋常性ざ瘡へのisotretinoin、自殺・精神疾患リスクと関連せず

isotretinoinは、海外では重症の尋常性ざ瘡(にきび)に対して用いられており、本邦では未承認であるが自由診療での処方やインターネット販売で入手が可能である。isotretinoinは、尋常性ざ瘡に対する有効性が示されている一方、自殺やうつ病などさまざまな…

アトピー性皮膚炎に伴う「かゆみ」伝達に、感覚神経のSTAT3が関与 理研ほか、研究成果は、「Cell Reports」オンライン版に掲載

かゆみ誘導に重要なIL-31、受容体発現やシグナル伝達の仕組みは未解明だった 理化学研究所(理研)は11月29日、皮膚炎に伴うかゆみの伝達に、感覚神経における転写因子「STAT3」の活性化が重要な役割を果たしていることを発見したと発表した。この研究は、同…

皮膚血管炎、JAK阻害薬が新たな治療選択肢となる可能性 名大、研究成果は、「Journal of the American Academy of Dermatology」オンライン版に掲載

治療法が十分に確立されていない皮膚血管炎IgAVとCLV 名古屋大学は11月21日、IgA血管炎(IgAV)および皮膚白血球破砕性血管炎(CLV)の患者皮膚において、ヤヌスキナーゼ(JAK)という酵素が活性化していることを明らかにしたと発表した。この研究は、同大大…

タンパク質摂取が多いほど全死亡リスク低

筋肉量の多寡にかかわらずタンパク質摂取量が高齢者の全死亡リスクに関連 日本人高齢者を対象とする研究から、タンパク質の摂取量が多いほど全死亡(あらゆる原因による死亡)のリスクが低いという関連が示された。この関連は、筋肉量や血清アルブミンなどの…

ネモリズマブ、結節性痒疹のそう痒・皮膚病変を改善/NEJM

ネモリズマブ単剤療法はプラセボとの比較において、結節性痒疹のそう痒と皮膚病変を有意に改善したことが、海外第III相二重盲検無作為化比較試験「OLYMPIA 2試験」で示された。結節性痒疹は、慢性の神経免疫疾患であり、重度のそう痒を伴い疾病負荷が大きい…

ざ瘡に期待できる栄養補助食品は?

ざ瘡(にきび)治療の補助としてビタミン剤やそのほかの栄養補助食品に関心を示す患者は多い。しかし、それらの有効性や安全性は明らかではなく、推奨する十分な根拠は乏しい。そこで、米国・Brigham and Women's HospitalのAli Shields氏らの研究グループは…