デルマニアのブログ

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とある皮膚科医のブログです。

帯状疱疹の既往で長期的な脳卒中・冠動脈疾患リスクが増大

帯状疱疹と脳卒中および冠動脈疾患の関連を検討したところ、帯状疱疹の既往が脳卒中および冠動脈疾患の長期的なリスクを高め、そのリスクは帯状疱疹発症から12年以上継続する可能性があることを、米国・Brigham and Women's HospitalのSharon G. Curhan氏ら…

血中デュピルマブ値と治療反応、有害事象は関連するか?

デュピルマブ治療を受けるアトピー性皮膚炎(AD)成人患者の治療反応および有害事象は、血中デュピルマブ値と関連しているのか。オランダ・ユトレヒト大学のLotte S. Spekhorst氏らは、前向きBioDayレジストリのデータを利用した臨床前向き観察コホート試験…

アトピーの発症年齢に遺伝が関与

これまで、アトピー性皮膚炎(AD)の発症にはフィグリン(FLG)遺伝子変異などの遺伝的要因が関与することが報告されているが、遺伝的要因と発症年齢との関係についてはほとんど研究されていない。理化学研究所生命医科学研究センターファーマコゲノミクス研…

夜食べると太る原因が明らかに グレリンやレプチン、深部体温などが変化

夜の遅い時間帯に食事を食べると太りやすくなる原因の一端が、米ブリガム・アンド・ウイメンズ病院およびハーバード大学医学大学院のFrank Scheer氏らの研究により明らかになった。食事の時間帯が遅いと、食欲関連ホルモンや深部体温、脂肪貯蓄などに変化が…

白斑に対する局所治療薬、2件の臨床試験で有望な結果 約半数の対象者が1年後に顔で75%以上、全身で50%以上の色素を取り戻す

皮膚の色素が失われる疾患である尋常性白斑(以下、白斑)に罹患した何百万人もの人にとって、外用薬のルキソリチニブクリーム(商品名Opzelura)がゲームチェンジャーとなりつつある。2件の第3相臨床試験により、このクリーム剤を使用した白斑患者の約半数…

日本人アトピー性皮膚炎、発症年齢の遺伝基盤を解明 理研ほか、研究成果は、「Journal of Investigative Dermatology」に掲載

BBJ登録のアトピー性皮膚炎患者1,344人を対象に、発症年齢との遺伝的関連を解析 理化学研究所は11月21日、2021年に発表したアトピー性皮膚炎を対象にした最大規模のゲノムワイド関連解析(GWAS)の結果を用いて、日本人のアトピー性皮膚炎の発症年齢の遺伝基…

コロナワクチンで帯状疱疹リスクは上がるのか~大規模調査

新型コロナワクチン接種後に帯状疱疹が発症した症例が報告されているが、ワクチンによって帯状疱疹リスクが増加するのかどうかは不明である。今回、新型コロナワクチン接種が帯状疱疹リスク増加と関連するかどうかについて、米国・カリフォルニア大学サンフ…

新薬16成分20品目が薬価収載 ソーティクツやテゼスパイアなど5成分6品目が即日発売

新薬16成分20品目が11月16日、薬価収載された。このうち、乾癬治療薬・ソーティクツ錠6mg(ブリストル マイヤーズ スクイブ)や重症・難治性気管支喘息治療薬・テゼスパイア皮下注210mgシリンジ(アストラゼネカ)、ドラベ症候群に伴うてんかん発作治療薬・…

喫煙と乾癬は因果関係にある 中国の研究

乾癬は、喫煙とは因果関係にあるが、アルコールの摂取とは関連しないという研究結果が、「British Journal of Dermatology」に6月28日掲載された。 アルコール摂取と喫煙は乾癬リスクと関連することが報告されている。しかし、それらの因果関係に関する質の…

一部の黒色腫に術前ペムブロリズマブが有効 Cancer Currents――米国立がん研究所(NCI)ブログ

悪性黒色腫の治療は、おそらく他のどのがんよりも、この10年間で大きく変貌を遂げた。そして、米国国立がん研究所(NCI)が資金提供した臨床試験の初期の結果に基づき、悪性度が高いことの多い、このタイプの皮膚がんに対する新たな治療法の強化が目前に迫っ…

甘い飲み物でがん死リスク上昇の可能性 人工甘味料入り飲料も有意

甘い飲み物を過剰に摂取すると、がんによる死亡が増える可能性を示唆するデータが報告された。米国がん協会(ACS)のMarjorie McCullough氏らの研究によるもので、詳細は「Cancer Epidemiology, Biomarkers & Prevention」10月号に掲載された。論文の筆頭著…

9価HPVワクチン、来年4月1日から定期接種へ

厚生労働省厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会は、2022年11月8日、9価ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの定期接種を2023年4月1日から開始する方針を了承した。 9価HPVワクチンは、2022年10月4日の同部会にて定期接種化が了承…

新生児への毎日の保湿剤、アトピー性皮膚炎を予防しない

生後1年間、保湿剤を毎日塗布しても、アトピー性皮膚炎への予防効果は認められなかったことが、英国・ノッティンガム大学のLucy E. Bradshaw氏らが行った無作為化試験「Barrier Enhancement for Eczema Prevention(BEEP)試験」の結果、示された。食物アレ…

2021年に世界で最も売れた薬は?

2021年に世界で最も売れた医薬品は、前年に続いて米アッヴィの抗TNFα抗「ヒュミラ」だったことが、米IQVIAのまとめでわかりました。2位は米ブリストル・マイヤーズスクイブと米ファイザーの抗凝固薬「エリキュース」、3位は米メルクの免疫チェックポイント阻…

遺伝性血管性浮腫のまとめ

少しまとめておきます。 遺伝性血管浮腫 常染色体優性遺伝 日本人の患者数…約2,500人 1型(85%): C1-INH低下 C1-INH機能低下 2型(15%): C1-INH正常 C1-INH機能低下 (C1-INH蛋白定量検査で1型と鑑別) 3型(まれ): C1-INH正常 C1-INH機能正常 その他遺伝子異常あ…

ルキソリチニブクリーム、白斑に有効/NEJM

白斑に対するJAK阻害薬ルキソリチニブ(本邦では骨髄線維症、真性多血症の適応で承認)のクリーム製剤は、基剤クリーム(対照)よりも病変部の再色素沈着を拡大したことが示された。安全性については最も多く報告された有害事象は、塗布部におけるにきびやか…

COVID-19と帯状疱疹の関係

帯状疱疹は、加齢に伴う免疫機能の低下などにより、水痘帯状疱疹ウイルス(VZV)が再活性化することで発症する疾患です1)。なお、50歳以上のVZV抗体保有率は100%であったとの報告もあり2)、50歳以上の人は帯状疱疹の発症リスクがあるといわれています。こう…

透析患者における、波ごとの致死率

ウパダシチニブは青年期の成長を阻害しない

上記、影響しないという旨の論文がでました。 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a]||function(){arguments.currentScript=c.currentScript ||c.scripts[c.scripts.length-2];(b[a].q=b[a].q||[]).push(…

炎症性腸疾患患者で乾癬リスク増加 逆因果関係は認められず

ドイツ・University of AugsburgのDennis Freuer氏らは、炎症性腸疾患(IBD)、特にクローン病(CD)や潰瘍性大腸炎(UC)と、乾癬および乾癬性関節炎との関連の評価を目的に、ゲノムワイド関連研究(GWAS)のデータを解析。IBDは乾癬および乾癬性関節炎の危…

屋内日焼け装置に関連する皮膚がんの発症を防ぐための政策的介入の費用対効果

屋内日焼け装置の使用は、メラノーマやその他の皮膚がんの原因となる可能性があり、それらの罹患率、死亡率、医療費の増加につながる。政策立案者は、このような負担を軽減するため、屋内日焼け装置の使用を禁止する可能性について、意思決定に資する信頼で…

デュピルマブ、6歳未満のアトピー性皮膚炎にも有効/Lancet

6歳未満のアトピー性皮膚炎患児の治療において、インターロイキン(IL)-4とIL-13を標的とする完全ヒト型モノクローナル抗体デュピルマブはプラセボと比較して、皮膚症状や徴候を有意に改善し、安全性プロファイルも許容範囲であることが、米国・ノースウェ…

免疫療法薬の術前投与、2種類の皮膚がんで効果を示す 欧州臨床腫瘍学会の年次集会で発表された2件の臨床試験の結果

皮膚がんの患者に対し、外科的にがんを切除する前に免疫療法薬を投与する治療アプローチの有効性を示した2件の臨床試験の結果が、欧州臨床腫瘍学会の年次集会(ESMO 2022、9月9~13日、フランス・パリ)で発表された。試験に参加した一部の患者では、免疫療…

サル痘、2022年4-6月の症例報告

2022年4月27日から6月24日までに16カ国43施設で診断されたサル痘ウイルス感染症患者528例(年齢中央値38歳)について、臨床症状や転帰が報告された。 感染者の98%がゲイ・バイセクシュアル男性、75%が白人、41%がヒト免疫不全ウイルス感染症だった。感染…

皮膚扁平上皮がんの術前cemiplimab、病理学的完全奏効は5割以上/NEJM

切除可能な皮膚扁平上皮がん患者の術前補助療法において、抗プログラム細胞死1(PD-1)モノクローナル抗体cemiplimabは、約半数の患者で病理学的完全奏効を達成し、安全性の新たなシグナルは特定されなかったことが、米国・テキサス大学MDアンダーソンがんセ…

9価HPVワクチン、「2023年度早期から」定期接種化へ厚労省審議会が了承、3回接種が前提、打ち控えの懸念も

第49回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会(部会長:脇田 隆字・国立感染症研究所長)は10月4日、9価のHPVワクチンを2023年度の早期から定期接種化することを了承した。最終的に予防接種・ワクチン分科会に諮り、決定する。現在定…

米FDAが結節性痒疹にデュピルマブ承認  24週で掻痒と病変の評価項目達成

米国食品医薬品局(FDA)は9月29日、成人の結節性痒疹(PN)の治療薬として、デュピルマブ(商品名デュピクセント)を承認した。デュピクセントはこの疾患に対する初のFDA承認薬となる。本剤は、アトピー性皮膚炎、喘息など多数の適応症でFDAの承認を受けて…

尋常性乾癬にroflumilastが有効 JAMA

尋常性乾癬が体表面積の2-20%を占める2歳以上の慢性尋常性乾癬患者881例(平均年齢47.5歳、女性36.3%)を対象に、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)阻害薬roflumilastクリーム0.3%の有効性を第III相無作為化二重盲検対照多施設共同試験2件で検討(DERMIS-1、…

「朝食をたくさん、夕食は少なく」は本当に効果的? クロスオーバー法で有意差なし

朝食は多く食べ、その分、夕食は控えめにするという食事スタイルが減量につながると考えている人を失望させるデータが報告された。英アバディーン大学ローウェット研究所のAlexandra Johnstone氏らの研究によるもので、詳細は「Cell Metabolism」に9月9日掲…

糖尿病薬がダイエットに有効な可能性 Diabetes medication may be effective for weight loss

多くの患者さん、特に糖尿病前症や糖尿病の患者さんにとって、体重を減らすためには食事療法や運動療法だけでは不十分です。この目標を達成するためには、代謝の基盤となるホルモンを改善する必要があります。 幸いなことに、新しい薬によって体重を減らすこ…