デルマニアのブログ

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とある皮膚科医のブログです。

2025-07-01から1ヶ月間の記事一覧

アトピー性皮膚炎におけるJAK阻害剤による血栓リスクの増加:実世界における比較研究

- 研究の問い:中等度から重度のアトピー性皮膚炎(AD)患者において、JAK阻害剤使用が心血管安全性、特に血栓塞栓症リスクに与える影響を評価すること。 - 方法:TriNetXグローバルデータベースを用い、JAK阻害剤とデュピルマブ(n=1006)、メトトレキサー…

結節性痒疹の重要な遺伝的危険因子としてIL31が同定される

背景 これまでの研究で、結節性痒疹(PN)の発症に遺伝的危険因子が関与していることが示唆されているが、具体的な変異体についてはほとんど知られていない。われわれは、大規模なゲノムワイド関連研究(GWAS)を実施することにより、どの遺伝子変異が結節性…

アトピー性皮膚炎は慢性腎臓病リスクの増加と関連:アジア人集団における全国的な研究

- 研究の問い:アトピー性皮膚炎(AD)が慢性腎臓病(CKD)の進行に関連しているかを明らかにする。 - 方法:台湾の全国健康保険研究データベースを用い、2000年から2008年の間にADと診断された15,179人(対象群)と、年齢・性別を一致させたADを持たない60,…

大気汚染物質の増加でアトピー受診増加

重要性 気候変動と汚染は主要な健康上の脅威であり、環境によって影響を受けるアトピー性皮膚炎のような一般的な疾患の負担を悪化させる可能性がある。 目的 環境要因とアトピー性皮膚炎の転帰との関連に関するエビデンスの確実性を要約し、評価すること。 …

乳児期の犬への曝露は幼少期のアトピーリスクを低下させる?

犬を飼っている家庭の乳児は、幼少期にアトピー性皮膚炎(AD)を発症するリスクが、犬を飼っていない家庭の児よりも低い傾向があるようだ。新たな研究で、乳児期に犬に曝露することで、ADの発症に関与する遺伝子の影響が軽減される可能性が示された。英エデ…

日本発のアトピー性皮膚炎患者向けアプリのデータから、重症度を即時判定するAIモデル開発 慶應義塾大など

日本最大級のアトピー性皮膚炎患者向けアプリのデータを活用し、スマートフォンで撮影した皮膚画像を即時に解析してその重症度を判定するAI(人工知能)モデルが開発された。研究グループでは、患者自身が活用するモニタリングツールとしてだけでなく、臨床…