デルマニアのブログ

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とある皮膚科医のブログです。

2025-04-01から1ヶ月間の記事一覧

アトピー新知見 角質細胞が病態指標に ファンケル、成果の一部は2024年10月にブラジルで開催されたIFSCCイグアス大会で口頭発表

ファンケルは、アトピー性皮膚炎の病態指標となる角質細胞を新たに発見した。アトピー性皮膚炎患者の角層を調べたところ、特定の角質細胞が多く存在し、症状の重症度と関連があることが分かった。今回の知見は、肌トラブルの予防につながる可能性があり、次…

「Rilzabrutinibの慢性自発性蕁麻疹治療における有効性と安全性:RILECSUランダム化臨床試験」

1.本研究では、皮膚疾患である慢性自発性蕁麻疹(CSU)を主に引き起こす皮膚肥満細胞の活性化に関与するBTK(ブルトン型チロシンキナーゼ)の役割を探り、その阻害剤であるrilzabrutinib(SAR444671)の有効性とリスクプロファイルを評価しました。 2.本研究…

重症薬疹にIL-5阻害薬が著効 薬剤性過敏症症候群の症例集積研究

薬剤性過敏症症候群(DRESS)は重篤なT細胞介在性の過敏反応で、好酸球増多、臓器障害、リンパ節腫脹などの全身症状を呈する。標準治療はステロイドの全身投与で、禁忌例や効果不十分例には免疫調節薬が用いられるが、いずれも長期使用に伴う毒性への懸念か…

糖尿病治療薬のメトホルミンに皮膚がん予防効果

糖尿病治療で処方される頻度の高い、メトホルミンという経口血糖降下薬に、皮膚がんの発症予防効果があることを示唆するデータが報告された。米ブラウン大学のTiffany Libby氏らの研究の結果であり、詳細は「Journal of Drugs in Dermatology」に11月26日掲…

AI搭載ウェアラブルデバイスで夜間掻破を軽減

一文サマリ 人工知能を搭載した手指装着型センサーからの振動刺激により、軽症のアトピー性皮膚炎患者の夜間掻破行動が有意に減少したと示唆されている。 概要 アトピー性皮膚炎の主症状であるかゆみと掻破行動は、特に夜間に睡眠を妨げて生活の質を下げる要…

慢性特発性蕁麻疹にremibrutinibで症状が有意に改善

慢性特発性蕁麻疹患者を対象に、経口ブルトン型チロシンキナーゼ阻害薬remibrutinibの有効性および安全性を2件の無作為化プラセボ対照試験で検討(REMIX-1試験およびREMIX-2試験)。REMIX-1試験では470例、REMIX-2試験では455例の患者を対象とした。主要評価…

腸内細菌が乾癬治療の鍵に? 「腸-皮膚連関」に着目した最新レビュー

乾癬は慢性再発性の炎症性皮膚疾患であり、免疫反応を介して全身に影響を及ぼす。発症には遺伝要因や環境要因が関与するが、近年では「腸-皮膚連関(gut-skin axis)」という概念が注目されており、腸内細菌叢の変化が乾癬の発症や重症度、治療効果と関連す…