脱毛症
円形脱毛症(AA)に対する新規治療薬の有効性と安全性が示された。杏林大学皮膚科学内講師の木下美咲氏は、AAに対するJAK3/TECファミリーキナーゼ阻害薬リトレシチニブに関し、最長36カ月にわたる長期安全性および有効性を評価する多施設共同第Ⅲ相非盲検試…
ポーランド・SPSKMのMartyna A. Zbiciak-Nylec氏らは、瘢痕性脱毛症に分類される毛孔性扁平苔癬(lichen planopilaris;LPP)および前頭部線維化性脱毛症(frontal fibrosing alopecia;FFA)の女性患者95例の後ろ向き解析を行い、抗マラリア薬ヒドロキシク…
アルツハイマー型認知症の治療薬として長年にわたり使用されているメマンチンが、抜毛症や皮膚むしり症の症状の軽減に役立つ可能性が、米シカゴ大学精神科学・行動神経科学教授のJon Grant氏らが実施した臨床試験で示された。同試験では、メマンチンが投与さ…
生体外でも毛髪を生み出せる毛包オルガノイド(ミニ臓器)の作成に成功したとする論文が、「Science Advances」に10月21日掲載された。「ヘアフォリクロイド」と名付けられたこの毛包オルガノイドをマウスに移植すると、毛包が生着して毛髪が生え変わること…
大正製薬は、頭髪の脱毛症の一種である休止期脱毛症を対象とした臨床試験(治験)を開始した。壮年性脱毛症の治療薬であるミノキシジルを含む製剤の有効性を探索する。休止期脱毛症は急性的な身体的負担の増加によって発症するとされ、新型コロナウイルス感…
FGF5は、毛周期の成長期から退行期へのスイッチ 千葉工業大学は2月5日、線維芽細胞増殖因子「FGF5」のはたらきを阻害する人工RNA(RNAアプタマー)を開発したと発表した。この研究は、同大先進工学部 生命科学科の坂本泰一教授と、株式会社アドバンジェンの…