2020-01-01から1年間の記事一覧
南アフリカのズウェリ・ムキゼ(Zwelini Mkhize)保健相は18日、同国で新型コロナウイルスの変異種が確認されたと明らかにした。この変異種によって感染拡大の第2波が引き起こされ、若年層の感染者が増えた可能性があるとしている。 ムキゼ氏は、南アフリカ…
JAK1/2阻害薬であるバリシチニブ(オルミエントⓇ)ですが、12月25日にアトピー性皮膚炎に適応追加予定となりました。国内でアトピー性皮膚炎に適応を持つ、初のJAK阻害薬となる予定です。 現在、皮膚免疫アレルギー学会に参加中ですが、JAK阻害薬の演題がち…
ファイザーと独・BioNTech SEは12月18日、新型コロナウイルス感染症に対するmRNAワクチン候補「BNT162b2」の製造販売承認を国内で申請した。ワクチン接種による新型コロナ予防効果が95%だった臨床第3相試験の結果に基づく。◎特例承認「念頭に置いて申請」 …
ファイザーは12月9日、アトピー性皮膚炎の治療薬として経口JAK阻害薬アブロシチニブ(一般名)を日本で承認申請したと発表した。承認された場合、中等症から重症のアトピー性皮膚炎の治療選択肢となる見込み。米国と欧州でも10月に承認申請され、米国ではブ…
【ニューヨーク時事】米食品医薬品局(FDA)は11日、米製薬大手ファイザーの新型コロナウイルスワクチンに緊急使用許可を出した。 米国でのコロナワクチンの許可は初めて。感染者・死者数ともに世界最多の米国が、コロナ禍の収束に向け大きく前進した。 トラ…
英国で米製薬大手ファイザーなどが開発した新型コロナウイルス感染症のワクチンの接種が始まった。同社は日本政府と来年上半期に1億2千万回分(6千万人分)を供給することで基本合意しているが、国内の臨床試験(治験)や審査の手続きを経る必要があり、…
WHO(世界保健機関)の世界的な個別症例安全性報告を集めたVigiBaseのデータを用いて、脱毛症や前立腺肥大症に用いるフィナステリドと自殺傾向(自殺念慮、自殺企図、自殺完遂)および精神的有害事象(うつ病、不安)の自発報告増加の関連を不均衡分析による…
英政府は2日、米製薬大手ファイザーなどが開発する新型コロナウイルスのワクチンの使用を承認したと発表した。7日にも医療機関などで接種を始める予定だ。米国も中旬にも接種が始まる見通しで、パンデミック(世界的な大流行)収束に向けた期待が欧米で高ま…
抗TNF-α阻害薬ヒュミラⓇが壊疽性膿皮症に適応追加となりました。 投与方法は化膿性汗腺炎と同様ですね。 今後、難治の壊疽性膿皮症の方には積極的に使用されることでしょう。 www.eisai.co.jp
バイオテクノロジー企業の米モデルナは16日、新型コロナウイルスのワクチンが大規模な臨床試験の第3相で94.5%の確率で効果を示したとの暫定分析結果を発表した。パンデミック(世界的大流行)を抑え込むのに役立つ強力なツールの開発を急ぐ科学者と製薬会…
厚生労働省の中医協総会は11月11日、新薬9成分21品目の薬価収載を了承した。同省は11月18日に収載する予定。 ▽エクロックゲル5%(ソフピロニウム臭化物、科研製薬)薬効分類:125 発汗剤、止汗剤(外用薬)効能・効果:原発性腋窩多汗症薬価:5%1g 24…
現在世界で流行中の新型コロナウイルスは、初期のウイルスに比べ、変異によって感染力が強くなったことをハムスターの実験で確かめたと、河岡義裕・東京大医科学研究所教授らのチームが、13日付の米科学誌サイエンス電子版に発表した。 新型コロナは当初、中…
中医協総会(会長:小塩隆士・一橋大学経済研究所教授)は11月11日、唾液から新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)とインフルエンザウイルスA型・B型を同時に検出できるスディックスバイオテック社のPCR法によるキットの保険適用を承認した。保険点数は1350点(…
【ワシントン共同】米食品医薬品局(FDA)は9日、新型コロナウイルス感染症の治療薬として、米製薬大手イーライリリーが開発する抗体医薬品の緊急使用を許可した。軽症から中等症の患者が対象で、入院患者と酸素補給を受けている人は対象外。臨床試験で…
米ファイザーがドイツのビオンテックと開発している新型コロナウイルスワクチン候補は、数万人が参加した治験で90%を超える確率で感染を防いだ。暫定結果が示した。 www.bloomberg.com コメント: とうとう有効性のあるワクチンが出た可能性がありますね。
アッヴィ合同会社は10月28日、JAK阻害薬リンヴォック錠(一般名:ウパダシチニブ)について、中等症から重症のアトピー性皮膚炎の適応追加を承認申請したと発表した。承認されれば、1日1回経口投与の治療薬となり、同社は「中等症から重症のアトピー性皮膚…
経口JAK1/2阻害薬バリシチニブについては、外用コルチコステロイド薬(TCS)で効果不十分な中等症~重症アトピー性皮膚炎(AD)への単独療法の有効性および安全性が、これまでに2件の第III相試験の結果で報告されている。今回、ドイツ・ハンブルク・エッペン…
中等症ないし重症アトピー性皮膚炎の成人患者を対象に、インターロイキン-13を標的とするヒト化モノクローナル抗体tralokinumabの有効性と安全性を52週無作為化二重盲検多施設共同プラセボ比較第III相試験2件で評価した(ECZTRA 1試験、ECZTRA 2試験)。 主…
東和薬品と沢井製薬は10月6日、男性型脱毛症(AGA)治療薬ザガーロカプセル(一般名:デュタステリド)の後発医薬品の製造販売承認を5日付で取得したと、それぞれ発表した。ザガーロの後発品は初となる。東和は10月13日に発売する。沢井の発売日は未定。薬…
多施設大規模コホートのDutch BioDayレジストリに登録された治療抵抗性アトピー性皮膚炎(AD)成人患者210例を対象に、デュピルマブ(デュピクセント®)の長期有効性および安全性を検討した。 その結果、湿疹面積重症度指数(EASI)の平均変化率は16週時-70…
大塚製薬は9月28日、アトピー性皮膚炎治療薬・ジファミラスト(一般名、開発コード:OPA-15406)について、日本で承認申請したと発表した。同剤は軟膏剤。大塚が創製したホスホジエステラーゼIV(PDE4)阻害薬で、承認されれば、PDE4阻害薬として初のアト…
COVID-19の治療法確立には、なお模索が続いている。米国・ウェストバージニア大学のAhmed Yousaf氏らは、エビデンスデータが不足している生物学的製剤および免疫抑制剤のCOVID-19関連アウトカムへの影響を、多施設共同リサーチネットワーク試験にて調べた。5…
フランスの国民健康保険データベース(登録者6600万人)を用いてIL-12/23p40モノクローナル抗体ウステキヌマブによる治療開始と重度心血管イベント(SCE)との関連をcase-time-control研究で検討。SCE発症前6カ月をリスク期間、リスク期間前6カ月を参照期間…
「X線基準を満たさない体軸性脊椎関節炎」(nr-axSpA)に対して、 2020年8月21日にコセンティクス2020年9月25日にトルツ が適応追加となっています。 根拠論文へのリンクを貼っておきます。 ・コセンティクスのPREVENT試験(n=555) pubmed.ncbi.nlm.nih.gov・…
科研製薬の抗コリン薬の外用薬が2020年9月25日に承認されました。基剤群でも結構効いてるのが気になりますが、有意差はついていますね。いままで塩化アルミニウムでかぶれさせまくっていたわれわれ皮膚科医にとっては朗報です。
サノフィは9月18日、アトピー性皮膚炎などに用いるヒト型抗ヒトIL-4/13受容体モノクローナル抗体・デュピクセント(一般名:デュピルマブ(遺伝子組換え))について、在宅自己注射時の利便性の向上が期待できる「デュピクセント皮下注300mgペン」の承認を…
小児の体内では、新型コロナウイルスと、このウイルスと戦う抗体が同時に存在し得るとする驚きの研究結果が報告された。研究論文の筆頭著者である米国立小児病院のBurak Bahar氏は、「ほとんどのウイルスでは、抗体が検出された時点でウイルスは検出されなく…
リウマチ薬重症化防止効果 新型コロナ、阪大開発関与 【ワシントン共同】スイス製薬大手ロシュは18日、関節リウマチなどの治療薬「アクテムラ」の投与で、新型コロナウイルスに感染した肺炎患者の人工呼吸器装着や死亡に至る危険性が44%低下したとする…
富士フイルムホールディングス(HD)は23日、新型コロナウイルス感染症の治療薬候補「アビガン」について、10月中にも承認申請を行う予定と発表した。臨床試験(治験)で早期に症状を改善する効果を確認したとしている。承認されれば新型コロナ治療薬…
経口JAK1/2阻害薬は、COVID-19重症患者のサイトカインストーム治療に有用と報告されている。その1つ、経口JAK1/2阻害薬バリシチニブは、わが国を含め70ヵ国で関節リウマチの治療薬として承認されているが、外用コルチコステロイド薬で効果不十分な中等症~重…