- RELATIVITY-047試験(ClinicalTrials.gov識別番号: NCT03470922)では、nivolumabとrelatlimabの併用が進行性黒色腫患者において、nivolumab単剤と比較して無増悪生存期間(PFS)の統計的有意な改善を示した。中央値追跡期間33.8ヶ月の最新データでは、
- 中央値PFSはnivolumabとrelatlimab併用群で10.2ヶ月(95%信頼区間[CI], 6.5-15.4ヶ月)、nivolumab単剤群で4.6ヶ月(95% CI, 3.5-6.5ヶ月)だった(ハザード比[HR], 0.79 [95% CI, 0.66-0.95])。
- 全生存期間(OS)では、併用群で51.0ヶ月(95% CI, 34.0-到達せず)、単剤群で34.1ヶ月(95% CI, 25.2-44.7)だった(HR, 0.80 [95% CI, 0.66-0.99])。
- 客観的奏効率(ORR)は併用群で43.7%(95% CI, 38.4-49.0%)、単剤群で33.7%(95% CI, 28.8-38.9%)であった。
- 大多数の事前定義されたサブグループにおいても併用治療は有効性が示され、新たな安全性シグナルは確認されなかった。